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第七回、レア・ピアノミュージック・チャレンジ♪Vol.1

告知し忘れやメールフォームの不具合等々ありましたが…
今年もレア・ピアノミューック・チャレンジ、通称レアチャレを無事開催することが出来ました♪

今回は13名(17曲)のかたが参加して下さって過去最多人数!
宝の山や!((´∀`))ケラケラ
レアチャレの輪も少しずつ広がり、嬉しい限りです。本当にありがとうございました!

3回に分けて記事をアップしますので、楽しんでいただけたらと思います♪、
※過去のレアチャレはこちらから↓
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第一回レアチャレ前半はこちら♪
第一回レアチャレ後半はこちら♪
第二回レアチャレ前半はこちら♪
第二回レアチャレ後半はこちら♪
第三回レアチャレ前半はこちら♪
第三回レアチャレ後半はこちら♪
第四回レアチャレ前半はこちら♪
第四回レアチャレ後半はこちら♪
第五回レアチャレ前半はこちら♪
第五回レアチャレ後半はこちら♪
第六回レアチャレ第一部はこちら♪
第六回レアチャレ第二部はこちら♪
第六回レアチャレ第三部はこちら♪
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それではどうぞ♪

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【Gariさん】
作品:Island Spell (アイランドスペル)
作曲家:John Ireland (ジョン アイアランド)
ひとこと:
過去に何度かWeb発表会に参加させていただいておりますが、レアチャレは今回初めて参加させていただきました。
John Irelandはスコットランド系、印象派の作曲家。1879年生まれで、ラヴェルとほぼ同じ時代を生きている作曲家で、ドビュッシー、ラヴェルに影響を受けた作品が多いようです。
有名になった作品は数少ないようですが、このアイランドスペルという曲は、一度聴いただけで大好きになりました。
アイランドスペルというタイトルは、直訳すると「島の魔法」ですが、個人的な解釈としては、「マジカルな魅力の溢れる島。精霊が住む神秘的な美しさを持つ離島」をイメージしました。
例によって無謀曲大好きな私。本当はもっと速いテンポで弾くべき曲なのですが、技術不足につき、スローテンポで弾かせてもらいました。
水の精、光の精、風の精、土の精、木の精たちが魔法の杖を降って、島全体が魔法の力で美しい光を放つ様子をイメージして弾かせていただきました。



★かつこめ
ジョン・アイアランド、初めて聞くお名前です。
イギリス人作曲家と言えばエルガーやブリテンくらいしか思い浮かばず、まだまだ知らない作曲家が沢山いますね!
ドビュッシー等に影響を受けたこともあり透明感溢れる素敵な作品ですが、象徴主義的題材と前衛的作風がアイアランドの個性となっているように感じました。
壮大なスケール幻想的な雰囲気。Gariさんの華やかな演奏が引き立てていますね!
ミレーの絵画『オフィーリア』のような瑞々しく豊かな自然を感じました。

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【アンダンテさん】
作品:「波のまにまに」より「バッハへのオマージュ」
作曲家:デュティユー
ひとこと:
聞き覚えはある作曲者名なのに、もはや何の曲を聞いたのか記憶にない、現代フランス作曲家のデュティユー小品集「波のまにまに」。この6曲のうち「即興」を弾いている動画をたまたま見て心ひかれたのですが、「即興」は譜読みが間に合いませんでした。またそのうち弾きます。
「バッハへのオマージュ」はメロディ+分散和音というシンプルな曲ですがこの左手の和音の移り変わりが、慣れてくると癖になります。確かに「バッハみ」も感じるんですがなんだろうこの「でもそうじゃない」感じ。



★かつこめ
デュティユーのピアノソナタがカッコいい!と耳にしたことがある程度で、私も本格的な作品を聴くのは初めてです!
※ディティユーのこども向けの作品であれば練習したことがありますが、、難しくてすぐに挫折しました。
綿々と続くメロディがバッハっぽい、、ような気もしますが「そうじゃない」感に1票かな。。
(;´Д`)まぁオマージュですからね。
ただ、(バッハっぽいか否か別として)古典的手法を模した魅力的な作品であることは間違いありませんね!
波に身を任せて漂っているような、、アンダンテさんの演奏からこの作品の魅力が十分伝わってきました♪
※「まにまに」って成り行きに身を任せるという意味なんですね。勉強になりました!

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【ルーパーエッグさん】
作品:夢の扉(組曲):夢の扉を開けるとき~神様の秘めごと~ラビリンス~心の鐘が鳴る
作曲家:村松健
ひとこと:
夢の中に現れた神の国を旅していく、といったイメージの作品を、切れ目のない4曲からなる組曲として発表されています。
全体として、かつて自身がいたような場所にいるような情感を感じるのは、夢の中で構築される世界は自身の記憶に根差しているからでしょうか。
前奏曲と、前奏をテーマとする終曲を併せると、全体として4曲のみの構成ですが、前奏曲の変奏としての終曲の処理は、とても長い旅を終えたような気分にさせてくれます。長い作品ですが、聴いていただけますと幸いです。
お詫び:以前、コメントにて村松さんの作品はレアチャレンジにはエントリーを控えると申し上げておりましたが、今回演奏できる状態となった作品は、長尺のため、通常のWEB発表会では、他の楽曲とともにエントリーしにくいのでこちらにて参加させていただきたく思いました。
申し訳ありませんが、ご容赦いただけますと幸いです。



★かつこめ
『夢の扉』は1994年に発表された全4曲からなる組曲、もとは教会の即興演奏だったよう。
確かにどこまでも続いていくような、振り返ることなく先へ先へと進んでいくような不思議な雰囲気の作品ですね。
村松健さんは今年デビュー40周年とのこと(今年春には50枚目の発表されました♪50枚ってスゴい)
いままでたくさんの作品をご紹介いただきましたが、まだまだ尽きそうにありませんね!これからも楽しみに待っています♪
※デビュー40周年を記念してカヴァー曲リクエスト企画があるそうです。気になる方はこちらからどうぞ♪
15分を超える大作、村松健への愛が伝わてきます!非常にリラックスし演奏されていて、聴いていて心地よかったです!

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【chiyさん】
作品:ピアノのための24のプレリュードよりNo.7 Moderato 及び No.16 Tranquillo rubato
作曲家:カラーエフ
ひとこと:
カラ・カラーエフはアゼルバイジャン出身の近現代の作曲家で、アゼルバイジャンの首都にあるバクー音楽院、そしてモスクワ音楽院で学び、モスクワ音楽院ではショスタコーヴィッチに師事。ピアノ曲はおそらく今回エントリーさせて頂いた24曲から成るプレリュードの作品だけだと思われます(←違いましたらスミマセン…)。私の調べ方が悪いのか、当該作曲家に関しての情報があまりなく、こちらの作成にあたってもWikiからお借りした情報が殆どです。
今回はそのピアノ作品では唯一と思われる24のプレリュードから2曲、私でも努力次第では弾けそうで、且つ曲調が好みである作品を選びました。
No.7は複数の声部の移ろいが特徴的で、爽やかさの中にどこか懐かしさも感じられる曲です。反してNo.16は無窮動な単旋律と、独特な和音進行でNo.7とは対照的なイメージです。Tranquilloとは「静かに」という意味ですが、終始もの騒がしい演奏となってしまいました。
また、このプレリュードに収められている他の作品も、エチュード風だったり、ジャズっぽいものや対位法、印象派のような彩り豊かな響きの曲だったと、非常に多彩な作風でピアノを趣味とする身としては、機会があればまた取り組みたいと思う魅力的な作品です。





★かつこめ
アゼルバイジャン出身…その時点でレアチャレ確定!!アゼルバイジャン出身の作曲家をひとりも知りませんもの!
(*´艸`*)
私も色々調べてみましたが、確かに(『おどり』というこども向けの作品はあるようですが)本格的なピアノ独奏作品は本作だけかもしれません。
まさにレア中のレア、嬉しい発見ですね♪
アルメニア出身ハチャトゥリアンのような激しく民族的リズムに彩られた作品なのかと思いきや、神秘的で不思議な雰囲気の作品
旋律は浮き立つようしっかりと深い音で、全体的には柔らかく美しい音で、、、何度聴いても素敵ですね。憧れます!!

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プロフィール

かつさん

Author:かつさん
小学校から高校までの約10年間ピアノを習い続けましたが

ハノン+ソナチネ+チェルニー30番+インヴェイションしかたどり着けずorz..

20年だった今ではバイエルすら満足に弾くことができません。

もはや、逆に奇跡!!!!

※リンクについて

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