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退屈には退屈の理由がある

ウィーン古典派三大作曲家と言えばハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン
他にも同時代の作曲家はいますが、ソナチネアルバムで名前を見かける程度
それくらいハイドン/モーツァルト/ベートーヴェンの知名度が突出していますよね?!

モーツアルトは『きらきら星変奏曲』『トルコ行進曲』など優雅で親しみのある作品が多くて、
交響曲第25番/第40番/41番「ジュピター」
ピアノ協奏曲第20番/第21番
オペラ『魔笛』等々すべてのジャンルに傑作を残しています。

ベートーヴェンも名曲揃いで
第14番『月光』第17番『テンペスト』第21番『ワルトシュタイン』第23番『熱情』
交響曲第3番『英雄』第5番『運命』、第6番『田園』第9番と枚挙にいとまがない!!

ハイドンもまた、、ハイドンは、、あれ、ハイドン?
『天地創造』とか作品名だけは聞いたことがありますが実際には聴いたことがなくて…知名度が高い割に代表作は思い浮かびません

唯一、ソナチネアルバムに掲載されているピアノソナタ第35番ハ長調は弾いたことがありますが、ベートーヴェン作曲ピアノソナタ第20番、モーツァルト作曲ピアノソナタ第16(15)番と比べると私の心には刺さらず「クレメンティと同程度だなぁ」と。。
以降、ハイドンを下目に見るところがありました!!

昔の自分よ、ハイドンに謝れ!クレメンティにも謝れ!
※ロマン派の作品を弾かせてもらえず腐っていた時代の話です!

ただ最近、Youtubeでハイドンのピアノソナタが見直されているような感じが…
ピティナコンペディションの特級でハイドンを演奏されるかたが増えているように思うのです。
もちろん演奏時間がちょうど良い(繰り返しを省くと10分以内に収まる)とかもあると思うのですが、聴くと確かに素晴らしい作品がたくさんあるんです!

のだめカンタービレで
「曲自体が明快なハイドンだ。ただ軽快にやるだけじゃ退屈な演奏に…」
というセリフがありますが、私が「ハイドンの作品って退屈だなぁ」と感じたのは退屈な演奏をしていたからなのかもしれませんね。。


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コメント

ハイドン大好き!

 かつさんこんにちは。私はハイドンが好きでして…春にはステップで弾く予定で練習に励んでいます。でも周囲で弾いている人、いません。練習会などで弾くと“ハイドン弾くなんてえらい”と、ただ弾いただけで褒められます😅
 ハイドンって“お出汁”みたいに一見地味だけど丁寧な仕事が必要だな、と思います。そして大変さを見せず、涼しい顔で弾かなきゃいけなくて大変!でも勉強になるので、ハイドン回帰はなるほどと思います。
 ハイドンは弦楽四重奏が好きです。あたたかい音がして、きっといい人だったんだろうな、と思います!

Re: ハイドン大好き!

momokaoyuyuさん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

まさかのハイドン好き、現る!
((´∀`))ケラケラ
>ハイドンを下目に見る
だなんて失礼いたしました!!!
(;´Д`)

じつは最近私もハイドンに激ハマり中でして…
XVI-23(第38番)、32(第32番)、34(第53番)、52(第62番)素敵な作品がたくさんありますよね
※作品数が多すぎる&作品番号が煩雑すぎる!
気難しいモーツァルト、ベートーヴェンとも親しい関係を築けるくらいですから相当いいひとだったはずですよ(想像)
優しさユーモアさが作品にあらわれていますよね。

春のステップ頑張ってくださいね♪♪
そのまえに発表会?メンデルスゾーンの舟歌も頑張ってください!

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Re: No title

鍵コメさん、こんにちは
コメントありがとうございます!

鍵コメにせずとも、誰も見ていないですよ🤣
ではレッスンに持っていかなかったほうは私達(ピアノサークルの仲間)だけで楽しむとして、
レッスンで持っていくほうは…やっぱり私達も楽しむ!
※結局どちらも弾いてもらう😂

楽しみに待っていますね!あと再来月、頑張ってください!!

No title

こんにちは

私は聴くだけですが、ハイドンの曲をよく取り上げます、
交響曲でも言えますが、ただ普通に上手に演奏しただけでは退屈に感じます;
曲の聴き所を見出し、それを明確に表現するとワクワクする魅力が出てくる、ハイドンの曲は"楷書的"と言われますがそこもよく整え、指揮者やオケにとっても難しいと言われますね。

Re: No title

michaelさん、こんにちは
コメントありがとうございます!

>ただ普通に上手に演奏しただけでは退屈に感じます
わかります!コンクールに上位入賞するようなかたやピアニストでさえも「速いテンポで凄いけれど…なんだか退屈」という演奏を見かけます。

>ハイドンの曲は"楷書的"と言われますが
初めて聞きました、そうなんですね!
子供の頃は「モーツァルトの作品って綺麗だけれどつまらない」と思っていましたが、きっとハイドンもそうなのでしょうね。
むしろハイドンのほうがバロックの調和と古典派の優美があり"楷書的"なのかな
ハイドンに挑戦することがありましたら欧陽詢『九成宮醴泉銘』を思い浮かべて演奏してみます!
↑書道好き♪だけれど楷書は苦手。。

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プロフィール

かつさん

Author:かつさん
小学校から高校までの約10年間ピアノを習い続けましたが

ハノン+ソナチネ+チェルニー30番+インヴェイションしかたどり着けずorz..

20年だった今ではバイエルすら満足に弾くことができません。

もはや、逆に奇跡!!!!

※リンクについて

お気に入りピアノブログを”勝手”にリンクさせていただきました。。 リンク設定拒否の方はお手数ですがご連絡ください!

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