第八回ピアノWeb発表会 Vol.4
- 2022/11/05
- 13:00
今年も無事にピアノWeb発表会を開催することができました!!
ご参加いただきました皆さま
ご視聴いただきました皆さま
本当にありがとうございます!!
そのうち飽きられるかなぁと思っていましたが、今年で早4年
4年の間には新型コロナウィルス等の影響で、ピアノ教室がお休み!ピアノサークルが開催中止に!などモチベーション維持が大変な時期もありましたが、今年もこうして皆さんと一緒にイベントを開催することができて嬉しく思います♪
今回のテーマは『愛』
男女の愛、家族愛、師弟愛etcピアノ愛に溢れた素敵な演奏ばかり!
そして自由課題では今年一年頑張ってきた成果を思う存分発揮していただこうと思います!
この週末は素晴らしい音楽とともにゆっくりとお過ごしくださいませ♪
★★★★プログラム 10 番★★★★
【ピアニスト】:もとブラス娘さん
【曲名】:「エニグマ変奏曲」より、第9変奏「ニムロッド」
【作曲家】:E.エルガー
【コメント】:「エニグマ変奏曲」は、英国の作曲家、エドワード・エルガーが、奥さんや親しい人達の印象を音楽で表現した管弦楽曲です。
第9変奏の「ニムロッド」は、エルガーが信頼を寄せていた楽譜出版業のイェーガーのイメージで作曲されました。
エルガーが作曲上のスランプ状態にあったとき、イェーガーは「ベートーベンだって、耳が聴こえなくなってしまったけれど、名曲の数々を残しているじゃないか」と言い、ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」の第2楽章を口ずさんで、エルガーを励ましたそうです。
またこの曲は、英国において、戦没者追悼式典で王立軍楽隊によって演奏されるのが常となっています。
エルガーは「エニグマ変奏曲」について、「楽譜には書かれていない、もうひとつの"主題"がある」と言っています。
困難の最中にある人を励ます気持ち、亡くなった人達を偲ぶ想い、心の通じあった仲間達との日々。。。「愛」の循環の中で生まれる音楽もあるのだと思います。
【曲名】:「交響曲第5番」より第4楽章
【作曲家】:マーラー 編曲:後藤丹
【コメント】:世紀末ウイーンの時代を代表する作曲家マーラー。彼が、美貌と才知にたけたウイーン社交界の華、アルマ・シントラーと結婚した頃に書かれた交響曲です。
マーラーと親交のあった指揮者メンゲルベルクは、自身のスコアに「アダージェットは、マーラーからアルマへの愛の証である」と書き記したそうです。
往年の名画「ベニスに死す」など映像作品に使われる事も多いようなので、耳にされたことがあるかも知れません。
今年、新潟で公演を行った在京オケが、次々とこの第5交響曲をプログラムに取り上げ、さながら「マーラー5番祭り」状態でした。
どうせなら祭りを徹底的に楽しもうと、自分でも「アダージェット」を練習してみる事に。
編曲は、新潟県内の大学で教鞭を取っておられた、作曲家の後藤丹さんです。
途中少しカットされている所がありますが、ほぼフル尺、調性もそのまま(ヘ長調→ハ短調??→変ト長調→へ長調)で、極力原曲の雰囲気に近い編曲がなされています。
途中ストップや弾き直し多々で、大変お聴き苦しいと思いますが(汗???)、思いきってチャレンジしてみて、ただ曲を聴いているだけでは分からない色々な発見があり、勉強になりました。
【かつこめ】
『愛』がテーマであればエルガー作曲『愛の挨拶』は外せない!!と思っていましたが、、まさかの『エニグマ変奏曲』?!
もとブラス娘さんらしい選曲だなぁと感じました。そしてライナーノーツばりに詳しく解説いただきありがとうございました!
素朴で親しみやすく、前向きな旋律はビートルズのよう。イギリス国民に愛される作曲家というのも納得ですね!
一音一音丁寧に、慈しむように演奏されていて、穏やかな気持ちになりました♪
交響曲第5番『アダージョ』!( ゚д゚)ハッ!
フッフッ♪ちゃんと覚えていますよ!!
『やまねこ交響曲団』さんがマーラーの交響曲を連弾に編曲し演奏されているとご紹介してくださいましたよね?!
もとブラス娘さんが色々教えてくださるおかげで、脱ピアノソロになりつつあります!ありがとうございます
それにしても、、10分越えの大作に挑戦されるなんて凄い、凄すぎます!
演奏からももとブラス娘さんの『アダージョ』に対する愛が感じられますね。
★★★★プログラム 11 番★★★★
【ピアニスト】:ぎんねねさん
【曲名】:「愛 Op.52-5」自作の歌曲によるピアノ曲より
【作曲家】:グリーグ
【コメント】:「愛」というテーマ、とても多くの曲があって迷いました。クラシックからポピュラーまで「愛」は永遠のテーマなのですね
今回はグリーグから選びました。有名な曲なのかもしれませんが私は初めて知りました。3ページの小品なのですが奥が深く難しいです。
何回も録音しましたが、ノーミスでは弾けませんでした。気に入った曲なので、もう少し綺麗に弾ければ良かったのですが・・・
【曲名】:「愛のバラード」犬神家の一族より
【作曲家】:大野雄二
【コメント】:犬神家の一族と聞くと怖くて不気味なイメージなのですが、曲がとても綺麗なのです。映画は見た事ないのですが、この曲だけ知っていました。
どうしても弾きたくて楽譜を探すところから始まりました。ルパン三世の作曲家で有名な大野雄二さんが作曲されています。
「愛」が深すぎて起こった悲劇の物語。音楽がとても悲しく聴こえます。
【かつこめ】
愛妻家としても有名なグリーグはソプラノ歌手である奥さまのために歌曲をたくさん書いていて、この作品の原曲となる歌曲(『愛』Op.15-2)は奥さまと婚約する1864年に作曲
、、グリーグ版『献呈』?!奥様のご両親に反対され結婚が遅れた点も似ています。
童話作家アンデルセンの詩に曲をつけた作品で舟に乗った恋人たちが描写されているそう。
、、グリーグ版『舟歌』?!なのに、こんなにも雰囲気が異なるのはなぜ??
若いふたりがはしゃぎまわり、舟が水しぶきをあげているような楽しい雰囲気が伝わってる演奏ですね!
『愛』のテーマから犬神家の一族に行き着くなんて…金田一耕助もびっくりな展開!さすが、ぎんねねさん。
私利私欲にまみれたひとびとの哀れな結末、、「やっぱり愛が1番大切だぜ」って言っているよう
ぎんねねさんのひと味違う選曲、推理小説のようにいつもワクワクドキドキします!
プログラムサイトはこちら※更新時間未定
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本当にありがとうございます!!
そのうち飽きられるかなぁと思っていましたが、今年で早4年
4年の間には新型コロナウィルス等の影響で、ピアノ教室がお休み!ピアノサークルが開催中止に!などモチベーション維持が大変な時期もありましたが、今年もこうして皆さんと一緒にイベントを開催することができて嬉しく思います♪
今回のテーマは『愛』
男女の愛、家族愛、師弟愛etcピアノ愛に溢れた素敵な演奏ばかり!
そして自由課題では今年一年頑張ってきた成果を思う存分発揮していただこうと思います!
この週末は素晴らしい音楽とともにゆっくりとお過ごしくださいませ♪
★★★★プログラム 10 番★★★★
【ピアニスト】:もとブラス娘さん
【曲名】:「エニグマ変奏曲」より、第9変奏「ニムロッド」
【作曲家】:E.エルガー
【コメント】:「エニグマ変奏曲」は、英国の作曲家、エドワード・エルガーが、奥さんや親しい人達の印象を音楽で表現した管弦楽曲です。
第9変奏の「ニムロッド」は、エルガーが信頼を寄せていた楽譜出版業のイェーガーのイメージで作曲されました。
エルガーが作曲上のスランプ状態にあったとき、イェーガーは「ベートーベンだって、耳が聴こえなくなってしまったけれど、名曲の数々を残しているじゃないか」と言い、ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」の第2楽章を口ずさんで、エルガーを励ましたそうです。
またこの曲は、英国において、戦没者追悼式典で王立軍楽隊によって演奏されるのが常となっています。
エルガーは「エニグマ変奏曲」について、「楽譜には書かれていない、もうひとつの"主題"がある」と言っています。
困難の最中にある人を励ます気持ち、亡くなった人達を偲ぶ想い、心の通じあった仲間達との日々。。。「愛」の循環の中で生まれる音楽もあるのだと思います。
【曲名】:「交響曲第5番」より第4楽章
【作曲家】:マーラー 編曲:後藤丹
【コメント】:世紀末ウイーンの時代を代表する作曲家マーラー。彼が、美貌と才知にたけたウイーン社交界の華、アルマ・シントラーと結婚した頃に書かれた交響曲です。
マーラーと親交のあった指揮者メンゲルベルクは、自身のスコアに「アダージェットは、マーラーからアルマへの愛の証である」と書き記したそうです。
往年の名画「ベニスに死す」など映像作品に使われる事も多いようなので、耳にされたことがあるかも知れません。
今年、新潟で公演を行った在京オケが、次々とこの第5交響曲をプログラムに取り上げ、さながら「マーラー5番祭り」状態でした。
どうせなら祭りを徹底的に楽しもうと、自分でも「アダージェット」を練習してみる事に。
編曲は、新潟県内の大学で教鞭を取っておられた、作曲家の後藤丹さんです。
途中少しカットされている所がありますが、ほぼフル尺、調性もそのまま(ヘ長調→ハ短調??→変ト長調→へ長調)で、極力原曲の雰囲気に近い編曲がなされています。
途中ストップや弾き直し多々で、大変お聴き苦しいと思いますが(汗???)、思いきってチャレンジしてみて、ただ曲を聴いているだけでは分からない色々な発見があり、勉強になりました。
【かつこめ】
『愛』がテーマであればエルガー作曲『愛の挨拶』は外せない!!と思っていましたが、、まさかの『エニグマ変奏曲』?!
もとブラス娘さんらしい選曲だなぁと感じました。そしてライナーノーツばりに詳しく解説いただきありがとうございました!
素朴で親しみやすく、前向きな旋律はビートルズのよう。イギリス国民に愛される作曲家というのも納得ですね!
一音一音丁寧に、慈しむように演奏されていて、穏やかな気持ちになりました♪
交響曲第5番『アダージョ』!( ゚д゚)ハッ!
フッフッ♪ちゃんと覚えていますよ!!
『やまねこ交響曲団』さんがマーラーの交響曲を連弾に編曲し演奏されているとご紹介してくださいましたよね?!
もとブラス娘さんが色々教えてくださるおかげで、脱ピアノソロになりつつあります!ありがとうございます
それにしても、、10分越えの大作に挑戦されるなんて凄い、凄すぎます!
演奏からももとブラス娘さんの『アダージョ』に対する愛が感じられますね。
★★★★プログラム 11 番★★★★
【ピアニスト】:ぎんねねさん
【曲名】:「愛 Op.52-5」自作の歌曲によるピアノ曲より
【作曲家】:グリーグ
【コメント】:「愛」というテーマ、とても多くの曲があって迷いました。クラシックからポピュラーまで「愛」は永遠のテーマなのですね
今回はグリーグから選びました。有名な曲なのかもしれませんが私は初めて知りました。3ページの小品なのですが奥が深く難しいです。
何回も録音しましたが、ノーミスでは弾けませんでした。気に入った曲なので、もう少し綺麗に弾ければ良かったのですが・・・
【曲名】:「愛のバラード」犬神家の一族より
【作曲家】:大野雄二
【コメント】:犬神家の一族と聞くと怖くて不気味なイメージなのですが、曲がとても綺麗なのです。映画は見た事ないのですが、この曲だけ知っていました。
どうしても弾きたくて楽譜を探すところから始まりました。ルパン三世の作曲家で有名な大野雄二さんが作曲されています。
「愛」が深すぎて起こった悲劇の物語。音楽がとても悲しく聴こえます。
【かつこめ】
愛妻家としても有名なグリーグはソプラノ歌手である奥さまのために歌曲をたくさん書いていて、この作品の原曲となる歌曲(『愛』Op.15-2)は奥さまと婚約する1864年に作曲
、、グリーグ版『献呈』?!奥様のご両親に反対され結婚が遅れた点も似ています。
童話作家アンデルセンの詩に曲をつけた作品で舟に乗った恋人たちが描写されているそう。
、、グリーグ版『舟歌』?!なのに、こんなにも雰囲気が異なるのはなぜ??
若いふたりがはしゃぎまわり、舟が水しぶきをあげているような楽しい雰囲気が伝わってる演奏ですね!
『愛』のテーマから犬神家の一族に行き着くなんて…金田一耕助もびっくりな展開!さすが、ぎんねねさん。
私利私欲にまみれたひとびとの哀れな結末、、「やっぱり愛が1番大切だぜ」って言っているよう
ぎんねねさんのひと味違う選曲、推理小説のようにいつもワクワクドキドキします!
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