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レッスン備忘録[22年8月2回目]ゆっくりテンポからの脱出

こどもの頃は左右の音が揃っていなかったとしても、音が転んでいたとしても、音程と音の長さがある程度正しく弾けたら自分のなかで“合格”
でしたが、ピアノ再開後はメトロノームをかけ体でリズムを刻みながら一音一音を確認するように練習しています。

おとなになり忍耐強くなったということもありますが、ドンドン先に進むよりも目の前の作品を正しく、美しく、丁寧に仕上げたいという気持ちが出てきたからかもしれません。


だた、、、
丁寧に弾くことを意識し過ぎてハノンもツェルニーもテンポを落とし過ぎて弾いているかも。。
練習曲が敏捷性を鍛えるトレーニングであるならば(もちろんそれだけではありませんが)、エチュードとしての役割をはたしていないような…
(わたしが頑なにゆっくりしたテンポで弾くので諦められた可能性もありますが)テンポについて先生からは特に指示がないので、わたしから先生に質問してみました。


・ハノンやツェルニーをこのままゆっくりテンポで弾いていて問題はないのか
 ※将来的に速いテンポの作品を弾けるようになるのか
・テンポの速い作品を意識的に選曲し弾いたほうがいいか


ゆっくりとしたテンポで練習し丁寧に仕上げることは絶対に必要
プラスアルファで“自分のなかで最も早いテンポ”で弾いてみるのも効果的とのことでした。
そのとき何度か練習してみてそれでも弾けないようであれば少しずつテンポを落としていくのが良いそうですよ
結局ゆっくりしたテンポで落ち着いてしまいそうな気もしますが…多少の粗はOKなのかしら。。

速いテンポを選曲することについては、、
「いままでムソルグスキー『夢想』、チャイコフスキー『白夜』『舟歌』、マズルカなどスローテンポな作品が多かったですからね。速いテンポの曲も弾いてみてはいかがでしょうか」とアドバイスいただきました。
…いやマズルカはゆっくり弾いたつもりはなかったけれど
(;´Д`)


チャイコフスキー『トロイカ』に挑戦したいけれど、ひと前で弾く自信がないことを伝えたうえで実力がついてから挑戦したほうがいいか確認したところ
「テンポの速い作品は身体が硬直してしまいますよね、、でもいろいろ経験するのもいいと思います」

いろいろ経験って、、、本番失敗確定?!それはすでに何度も経験しております
(* ´艸`)クスクス

わたしが先生に「『トロイカ』を弾きたい」と言ったとき、あまり気が進まない様子でしたので、別の作品にしようかなと考えていたのですが、
失敗を恐れず挑戦してみようという気持ちになりました!!

まぁゆっくりしたテンポの作品を選曲したところで、うまく弾けたことありませんから何も変わらないですね
(;´∀`)


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コメント

No title

かつさん、こんにちは(^○^)
今回の記事、私も頷きながら読んでいました。
私の先生も、ツェルニーはノーミスで弾ける程度の速さで弾くようにとおっしゃってます。正確に弾けるようになるまでは速度アップしないように…と言われるのですが、やはり速くなってしまい、先生から注意されることが多いです(ToT)

それでも、やはり速く颯爽と弾きたいですよね‼️ かつさん、是非ともトロイカ挑戦してみてください(^○^)
そして、このブログで成果をアップしてくださいね🎵

No title

速度はガンですよね(そこまで言う、笑)。
弾ける速度で丁寧に仕上げることを心がけていますが、速く弾きたいってある種本能のような欲求なので、よく、「弾けてないのに速度をあげることに躍起になる沼」に勝手に落ち、「弾けてないのに弾けてるつもり症候群」だったことにレッスンで気がつきます(^_^;)
速い曲に挑戦するの、いいと思いますよ。
わたしも今「本来は」速い曲(ソナチネ2番の3楽章)練習しています。

テンポ…永遠の課題な気もします。大昔、私が習ってた頃は、次のレッスンまでに120でとか指示出されてました。
ツェルニーなどの練習曲も弾きにく〜〜い曲、苦手なタイプ、物理的に無理(手のサイズ)なのがあったりで、先生の中で見極めて及第点があったように感じます。
曲になると、テンポは大切と思いますね…早い曲がゆっくりだと別物になってしまうのと、作曲者の意図を無視する事になる気がしますので(汗)
私の場合ですが、120がインテンポの曲だと、130くらいまではなんとか弾けるくらいを目処にしてますね~。本番で走る可能性大なので予防ですね~。

No title

初めて記事にコメントさせていだきます。子供のときにツエルニー30番程度までピアノを習っていましたが、現在、習いにはいっておらず、敏捷性を習得するためのツエルニーのような練習曲には日常的に取り組んでいません。クラシックも練習曲扱い程度にしか取り組んでおりません。なので、以下はその範囲内での経験です。

速度を習得するための練習曲ではなく楽曲を練習する場合、ゆっくりテンポでまず開始しますが、この目的は、指使いと手のポジション(手の位置+手のどの箇所に重心を意識するか)の模索(指間の拡張を回避しつつ、当該音と次に来る音が安定的に打鍵できるような指使いと手のポジションを模索します)と、これらの定着ということで、ほぼルーティン化しています。若くないのですぐには体が覚えてくれないのでどうしてもある程度の反復練習が必要となります。

速度を上げる(楽曲で期待される速度に近づける)タイミングですが、ゆっくりテンポで仕上げる前に、定着の途上でオリジナルの速度で弾けるか検討します。現状で設定している指使いやポジション等が速度を上げたときにも対応しうるものなのか確認するためです。オリジナルの速度で弾けない場合、最初に設定した指使い(当該音及びその前の音)と手のポジションを再検討します。常に以下のような経験をしているためです(同じ経験をされている方も多いと思います)。
両手の干渉による影響が速度をあげることによって顕在化してしまい、ゆっくり練習や片手のみ練習段階では問題がなかったのに、反対側の手の指の動きにつられしまう箇所がでてくるとか(速度を速めると、ゆっくり練習とは別の脳の領域が活動し始めるように感じます)。音の並び方に沿って当たり前のように12345で設定し、ゆっくり練習では問題なかったものの、速度を上げることによって345の箇所でムラが生じ、23123に変更してやると速度に対応できたとか。モルデントで当たり前のように設定していた232の指使いでゆっくりでは全く問題なかったものの、速くなるとうまくいかず、242に変更すると許容できるレベルで対応できたとか(これはよく経験されていますよね)。速度を上げるとベースの音を頻繁に外していたものの、前の音の指使い(指の置き換え含む)を再考することにより手の移動距離を最小限にするとか。

>そのとき何度か練習してみてそれでも弾けないようであれば少しずつテンポを落としていくのが良いそうですよ
あくまで自分がこれまで取り組んできた曲の範囲ですが、私の場合、上記の練習方法はあてはまらないようです。弾けない箇所、音を外してしまう箇所があったり、音にムラが生じているような場合、速度を落として練習回数を積み上げても安定的な打鍵を習得することは期待できないようです(年齢的な要因が大きいのでしょうか。身体的能力が発展途上にある若い人には適切なのかもしれません)。逆に指使いとポジションを変更することや、前の音からの移行が問題なく行えるよう前の音の打鍵を再考することで解決してきました。自身の手指の運動能力や指間の拡張範囲など身体的限界を超えるような箇所はどうしようもありませんが。

速度の話とは外れますが、指間の拡張を回避し手指を自然なポジションに維持しつつ常時安定的な打鍵を目指すという点において、3声以上の楽曲で頻繁に出てくる指の置き換えが今自分にとって大きな武器になっているように思います(プロのピアニストも楽譜に指定されている以上に指の置き換えを頻繁に行っているようにみえるのですが、いかがでしょうか)。声部の弾き分けや楽曲の分析そっちのけで、運指思考の訓練と定着のためにだけ、日本人の匠の思考とも思えるような指使いが検討されている市田版の平均律を集中的にさらっていた時期(1日1巻通し練習を1~2年継続とか)がありました)がありました(絶対にマネをしてはいけない(笑))。

素人の感想です。ここまで読んでいただき恐縮です。

Re: No title

ぴあのりこさん、こんにちは
コメントありがとうございます。

返信が遅くなり申し訳ありませんでした!!!!

ショパン、リスト、ラフマニノフ、スクリャービン…
弾ける曲を探そうと思えば見つかるかもしれませんが練習曲は無理
テンポを落とし過ぎて原曲がなんだかわからなくなりそうです
(;´Д`)

>ノーミスで弾ける程度の速さ
わたしもそうかもしれません。でも私の場合は(ノーミスで弾くため)テンポを落として弾きがち。。。
たぶんそれだと意味がないのでしょうね
(;´∀`)

トロイカは、、やはりノロノロのお馬さんになるかと思いますが最後まで完走できるよう頑張ります!!!

Re: No title

ねこぴあのさん、こんにちは
コメントありがとうございます。

返信が遅くなり申し訳ありませんでした!!!!

>弾けてないのに速度をあげることに躍起になる沼
Σ(゚Д゚;そうなんですか?!
ねこぴあのさんはいつも丁寧に演奏される印象があるので速度を上げることに躍起になっている感じはしないです!
でも速く弾きたいという欲求、ありますよね。。
わたしは練習しているとどんどんテンポを落としてしまいますし、速いテンポの作品を避けて選曲してきましたが、、
ゆっくりしたテンポの作品が好きというわけではありませんし、もちろん速く弾けるようになりたいですもの。

古典作品の速い曲は音楽を縦に揃る必要があってロマン派以降のエチュードのような速い曲とは違う難しさがありますよね。。
(;´Д`)
お互いに頑張りましょうね

Re: タイトルなし

Boスミさん、こんにちは
コメントありがとうございます。

返信が遅くなり申し訳ありませんでした!!!!

たしかにこどもの頃は、先生が目標のテンポ設定をしてくれていましたね。
いまは“音が転ばないように”とは“乱暴な音にならないように”とか、、テンポにこだわるよりも細部まで正しく演奏することに重きを置いているように感じます。
わたしのように初級/中級者が憧れの作品に挑戦しようとすると、指示されているテンポより遅くなってしまうケースが多いですが、その作品に相応しいテンポってありますよね
(;´Д`)
ただシューマン『こどもの情景』のように“指定のテンポ、、、間違っていない?!”というケースもありますよね。。
※ただ古典作品や前期ロマン派の作品はメトロノーム自体が不完全であまり本当にに作曲家の意図したテンポなのか判断が難しいですよね。。シューマン『こどもの情景』も指定のテンポが速すぎるのでゆっくり演奏するのが普通になっていますし…

>120がインテンポの曲だと、130くらいまではなんとか弾けるくらいを目処にしてます
Σ(゚Д゚;エーッ!凄いです!!!
わたしの場合、慎重に弾きはじめ過ぎて、自分でも気持ちが乗らないくらいスローテンポになることがありますよ!
((´∀`))ケラケラ

Re: No title

ルーパーエッグさん、こんにちは
コメントありがとうございます!

貴重なご意見ありがとうございます。

>ゆっくりテンポでまず開始しますが、この目的は指使いと手のポジション
本当にその通りですね。わたしもすべての音に自分にあった指使いを書き込んでいます(テンポアップしたとき指使いがあわなくなることもありますが)。また手の最適なポジションを考えるのも大切ですね。
わたしはこどもの頃のクセで指だけで弾きがち…手首や腕を使った弾きかたを意識するようになってようやく最適なポジションというのがわかってきました。
あと重心。これはいまだ自分のなかで掴めていませんが小指/薬指で打鍵しているときも手全体が親指側に傾いていることがあるので注意しながら練習しています。
テンポを上げてしまうと音に追われて注意が行き届かなくなってしまいますからね、、ゆっくり練習のときになるべく意識して練習したいと思います!!

ゆっくりテンポで最適に感じられた指使いが、テンポアップしたときにあわなくなることについてそこまで深く考えてことがありませんでした。
凄く勉強になりました。ありがとうございます。
たしかに、指使い変更の頻度が一番高いのがバッハインベンション
片手ずつ練習しているときに“最も歌える”指使いを考えて楽譜に書き込みますが、両手を合わせると弾きづらく感じて変更。さらにテンポアップするとまた弾きづらく感じて変更…試行錯誤の連続になってしまいなかなか定まりません!!

速いテンポの作品を弾くことについて、“ゆっくり練習をして慣れてきたら少しずつテンポアップする”というという方法を目にすることがありますが
元々ピアノスキルがあり、その作品を弾くのに慣れていないだけとかであれば別ですが、ゆっくり練習していたものを少しずつテンポアップしていても(途中で限界に達して)速く弾けるようにはならない!と思っています。
※ウォーキングの速度を少しずつ上げても9秒台で走れるようにはならないのと同じ理屈でしょうか。そもそも走りかたが違うというか…

わたしの悪いくせは“自分がコントロールして弾くことが出来るテンポ”に終始してしまうこと
速いテンポの作品もゆっくりと自分の弾けるテンポで弾く。もしくはそもそも速いテンポの作品は選曲しない
速いテンポの作品に慣れるという意味で、“自分の限界のテンポで弾いてみる”とアドバイスいただいたのかなと解釈しました。

>3声以上の楽曲で頻繁に出てくる指の置き換え
そうなのですね!!わたしはシンフォニア/平均律を弾いたことがないので指の置き換えを使った経験がほとんどありません!
※シューマン『ユーゲントアルバム』くらいでしょうか…
インベンションからシンフォニアになったら指替えに慣れて少しはテンポアップできるのかしら…楽しみです♪

No title

>かつさんへ

長々としたコメントに丁寧なご返信いただきありがとうございます。

蛇足ですが、自分のやってきたことがある程度正しかったのかな、というちょっとした自慢話です。

たまたま見つけた、以下の「広いアルペッジョの弾き方」というタイトルでのピアニストによるレクチャー動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=RADnEfBDV1U
1;50~5:11あたりが該当します。動画主のピアニストが留学中に高名なピアノ教授から、広域アルペジオの運指について指摘されたという内容です。楽譜に一般的に記載されている左手の広域アルペジオの運指として5**12を5**11の方が弾きやすい、と指摘されたそうです。後者の指使いが、自分の運指思考と一致していたので安心しました。(動画中では言及されていなかったと思いますが、伴奏としてのアルペジオの場合、アルペジオが繰り返されることになりますので、最後の音(最も高い音)を1にしておくことによって、5に戻るときの手の移動が最短距離で済むことになります。)現実のレッスン現場では、上記のような一般的な楽譜に記載されている硬直した指使いで指導されている先生が多いのかな、と想像したりもします(短期レッスンを受けた経験があるのですが、そういう指導をされました)。

なお、指の置き換えについては、スピードを上げるというよりも、次にくる音を安定的に打鍵するための手のポジションを確保しておくという、メリットの方が大きいかと思います。

お忙しいかと思いますので、返信は気にされないでください。


Re: No title

ルーパーエッグさん、こんにちは
ご意見や参考の動画までご紹介いただき、ありがとうございました!!
※お言葉に甘えて短めに返信させていただきます。

運指は奥が深いですよね。。
以前、『こどもの情景』ウィーン原典版の運指が弾き難く記事にしたことがあるのですが、ブロ友さんから「同じウィーン原典版を持っているけれどべつの運指で書かれている」との情報をいただきました。
結局“正しい運指”など存在しないのかもしれない
そう考えるようになって、以降楽譜に書かれた運指は参考程度にとどめています。

>左手の広域アルペジオの運指として5**11の方が弾きやすい
この運指はとても斬新ですね!!わたしには難しそうですが、、すごく勉強になりました!
そもそも通常のアルペジオでも指を潜らせるよりスライドさせる弾きかたのほうが一般的になりつつありますものね
※バロック期ではスケールを弾くとき中指→薬指→中指→薬指を使用していたのだとか…時代によって弾きかたも変わるのかもしれません

どういう運指が自分に適しているのか
先生の考えや皆さんの意見を聞いて、試行錯誤してみたいと思います!

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プロフィール

かつさん

Author:かつさん
小学校から高校までの約10年間ピアノを習い続けましたが

ハノン+ソナチネ+チェルニー30番+インヴェイションしかたどり着けずorz..

20年だった今ではバイエルすら満足に弾くことができません。

もはや、逆に奇跡!!!!

※リンクについて

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