記事一覧

芸術は競うものではない、、のか?

ときどきTwitterやブログで音楽コンクールに対して否定的な意見を見かけますよね。。
皆さんそれぞれに考えがあると思いますが、個人的にはコンクール賛成派です。

コンクールではありませんが、大衆を前に1対1で演奏技術を競い合う『競演』は昔からありましたからね。
競演で最も有名なのは[モーツァルト vs クレメンティ]でしょうか。
ふたりの演奏を聴き比べすることができる、、話を聞いただけでもワクワク&ドキドキしてしまいます♪
※[ヘンデル vs スカルラッティ]も競演した説がありますがこちらは信ぴょう性がないようです。でもそれが事実なら凄いですよね

芸術は競うものではない

クラシック音楽を崇高な思いで聴くのも大切だけれど、昔のひとはもっと身近なものとして楽しんでいたんじゃないかなっと思うのです。

それに現在活躍されているピアニストの皆さんも、こどもの頃からコンクールに出場ししのぎを削ってきたかたばかり
それでも芸術性を身に着けて感動させる演奏が出来る。競争と芸術は反するものじゃないと思う。

ちなみにこの『競演』は演奏テクニックのほか初見や即興アレンジもあったようですが…コンクールよりも『競演』のほうがいまの時代にあっているように思いませんか?!
トーナメント方式にして優勝者を決める大会があったら面白そう♪

でもエンタメ性を求め過ぎたら批判の的になりそう、、
(;´Д`)


まぁ『競演』トーナメントは横において、、
コンクールを否定的に考えるかたのなかに、勝利至上主義を良くないとするかたもいますね。

2022年3月に全日本柔道連盟が小学生の全国大会を廃止にしましたが、その理由も行き過ぎた勝利至上主義を挙げていました。
これはピアノのコンクールにも通じるものがありますよね。

わたしの親はピアノに興味なし。先生も生徒の成長など興味がなさそうなかたでコンクールとは無縁の世界でしたけれど…これは幸せだったのでしょうか。
ひとつ言えるのはわたし自身「ピアノが好き」と言う気持ちだけでは上手くならなかった。。

・ひとと比べることで自分の実力がわかる
・勝ちたいという気持ちが練習のモチベーションにつながる

自分の意志で「大会に出たい」と言うこども達もたくさんいると思う
こども本人ではなく親/指導者等大人に問題があるのであれば、大人たち同士で話し合いどうにかすべきですよね。

でも厳しいレッスンでピアノが嫌いになったかたもいるでしょうから、なにが正解かわかりません。。


現在募集中の企画はコチラ!!

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ やり直しピアノへ
にほんブログ村

関連記事

コメント

子供のためになってさえいれば

かつさん こんにちは

コンクールでも子供向け、大人向けでは、論点は違うでしょうね。子供向けに関しては、子供自身の意思が尊重されているか、人生を長い目で見て、子供のためになっているかがすべてではないでしょうか。チャレンジすることは良いことですし、与えられた条件の中で表現をみがいたり、自分に合う曲・苦手な曲を知る機会になるのもいい。コンクール会場で同年代の仲間と出会えること、自分の先生以外から評価してもらうこともいい経験だと思います。
問題があるとすれば、コンクールでいい成績を取ることにきだわりすぎて、「勝つための演奏」ばかり考えるようになり、自分のしたい表現を考えられなくなる、コンクールに次ぐコンクールで、それ以外の曲を弾く余裕がなくなる、とかでしょうか。しごかれすぎて音楽自体嫌いになる、学校生活など他に差し支える、果ては心や体を故障するなどは論外だと思います。
先生、親、コンクール主催者など、大人がちゃんと「子供はどうしたいのか?」「子供のためになっているか?」と考えていればいいのでしょうが、それが案外難しいのかな。柔道の件については詳しく知りませんが、このバランスが難しくて今回の結論になったのかも知れませんね。

大人は…シンプルに「自分がやりたいのか?」「自分のためになっているか?」でいいのではないでしょうか。駄目?

私もコンクールについては、BB鉛筆さんの意見に同感です。
「与えられた条件の中で表現を磨く」、自分もそうですが、一人で練習しているだけでは、外から期限等を示されて、それまでに頑張りなさいと言われることも無いので、この辺りの刺激を与えられるのは良いと思います。
「同年代の仲間と出会える」のも、自分より上手い人や先を行っている人達を目の当たりにして、良い意味でショックを受ける事ができるメリットも。自戒も込めてなのですが、「ショック」は、出来るだけ若いうちに受けておいた方が良いのかも知れません。年を取って「井戸の中の蛙」「お山の大将」で過ごしてしまうと、自分の世界だけで閉じ籠ってしまう可能性も。

コンクールとは違うのですが、春に初めて参加させて頂いたweb発表会も、自分に取ってはコンクールと同じような意味がありました。期限があるなかで、人様に聴いて頂けるレベルにまでどうやって持っていくか。
自分は、今年2~3月は再就職活動を本格的に進める予定だったので、曲の仕上げはなるべく早めに、出来れば就活とかぶらない年明け直ぐくらいにはある程度(自分でみて)完成しておかなきゃいけないな、、そのためには早めに練習にかかって、、と、先を読んで計画をたてる必要も実感しました。自分は、こういうのがダメなので。😅

そういう意味では、、レアチャレ、一応練習中なのですが、今かなり怪しいなぁ。。💦
エントリー出来るようなら、鍵コメ連絡させて頂きますが、連絡ないようなら「あの人、間に合わなかったな」と思ってやって下さい。
。。。(〃_ _)∥



No title

かつさん、
こんにちわ。MrBachLoverです。
今回はコンクールの話ですね。
一口にコンクールと行っても様々なのですが、例えば、ショパンコンクール。
優勝者のチョ・ソンジンさんの生演奏にとってもワクワクして聞きに行って思ったのは、ん? このベートーベン全然ぴんとこない演奏たっだ。ガク。ショパンは上手いけど。。。
全てのコンクールに共通なのは審査員が審査するということ。
審査員の気に入った演奏が一等賞になる。
そして、当然ですが審査員が良いと思う演奏は審査員の主観に大きく依っている。
わたくし、コンクール自体には肯定的ではありますが、コンクールの結果が全てでは無いと思います。
大事なのは、自分の中にぶれない軸(哲学)をもって演奏する事だと思います。

Re: 子供のためになってさえいれば

BB鉛筆さん、こんにちは
返信が遅くなり申し訳ありません
コメントありがとうございます!

>コンクールでも子供向け、大人向けでは、論点は違うでしょうね。
確かにそうですね。
陸上のオリンピック銅メダリスト為末選手が柔道の件を例にあげて「陸上も小学生の大会を廃止したほうがいいのではないか」と問題提起されたのですが、それを受けてピアノの先生たちが「ピアノのコンクールも…」とツイートされていたので取り上げてみました。
わたしたちと同年代くらいで「先生が厳しくて辞めてしまった」というかたが多くいるように思いますが、いまの先生は昔と比べてずっと優しいと思うんです。
コンクールで成績が悪かったから叱るなんて先生、絶滅危惧種ではないでしょうか。
また子ども達も練習を強いられているというよりコンクールに参加することを楽しんでいるように見えるんです。
※合唱の伴奏ですらオーディションがあるくらいですから、、いまの子ども達は良い意味で目立ちたがり屋ですよね。

BB鉛筆さんのおっしゃる通り、コンクールには良い面のたくさんあると思うのですが…やはり問題は親御さんの過熱でしょうか。

>大人がちゃんと「子供はどうしたいのか?」「子供のためになっているか?」と考えていればいいのでしょうが、それが案外難しいのかな。
案外、、というか親御さんのコントロールは非常に難しいようですね
(;´Д`)

ただ、子ども達を主体に考えれば安易に廃止としてはいけないと思うんです。
大人のコンクールは、、子供のころの環境やピアノ歴にも大きく差があるのでなんとも言えないですね。

Re: タイトルなし

もとブラス娘さん、こんにちは
返信が遅くなり申し訳ありません
コメントありがとうございます!

>「ショック」は、出来るだけ若いうちに受けておいた方が良いのかも知れません。
本当にそう思います。少し回りくどく書いたせいで本当に書きたかったことが大幅にズレてしまったのですが…
(;'∀')
以前から成績優秀者の張り出し禁止はありましたが、最近では運動会の徒競走に順位を付けない小学校があるのだとか。
子ども達に競争をさせない/させてはいけない風潮に疑問を感じるんです。
たしかに勝利至上主義は良くないけれど、「コンクールや大会で優勝したい」という気持ちは努力する原動力になると思う
他のひとに勝つために練習するのは不純な動機かもしれませんが、、そういう楽しみ方だってあるはず。
※高校生の頃、書道部でしたが全道/全国に行きたくて練習しました!!芸術の世界だって「勝ちたい」という気持ちは重要ですよね?!

ピアノWeb発表会、大変な時期に参加いただきありがとうございました!!
こういうイベントは期限があるから頑張れるし、なんとなく練習しているときより時間を大切に使うのでほかのことも進みがいいように感じます!

ただレアチャレは、、自分の実力から考えて練習時間が少なすぎました!
過信だったかしら?完全に先を読み間違えましたね。レッスンを受けている作品もほどほどにしてレアチャレに全力投球したいと思います!
(;´∀`)

もとブラス娘さんは無理せず、間に合いそうでしたらご連絡ください♪
間に合わないようでしたら、、、ピアノWeb発表会の自由部門でお願いします
((´∀`))ケラケラ

Re: No title

MrBachLoverさん、こんにちは
返信が遅くなり申し訳ありません
コメントありがとうございます!

アマチュア主体のコンクールから一流の演奏家が参加するコンクールまで様々ありますから一概には言えませんよね。
国内の大会であれば参加されるかたの実力に差がありますのでメカニック要素で振り分けられそうですが、ショパンコンクールともなると審査員の好みや考えかたで大きく変わるように思います。
※それでも優勝者は審査員の支持を多く集めたひとが選ばれるのである程度順当かもしれませんが…

>コンクールの結果が全てでは無い
本当にその通りで、コンクールは比較審査されるので華やかでインパクトがある演奏でなければならない
ただそれがいい演奏とは限らないですよね。

チョ・ソンジンさんのベートーヴェン、イマイチでしたか。。
ムソルグスキー『展覧会の絵』がダイナミックで素晴らしい演奏だったので、ベートーヴェンも向いているように思ったのですが…
一流ピアニストでも得意/不得意があるのでしょうね。

競うというよりも…

こんにちは
コンクールは出たい方は出たらよいと思いますが、自分的には、自分の演奏に「点数をつけられる」というのが、そぐわないです。芸術に点数をつける、というのがいまいちどうも…。
でもプロピアニストの場合、コンクールで受賞することが、世界への門戸を開き、お仕事につながるので、そんなこと言ってられないですよね。
ですので、自分のように、「大人の生き甲斐」としてやっている分には、そういう修羅場に出たり、難関を突破せんといかん、というわけではないので、ホントによかったなあ~と思ってます。ところがですね~💦自分の周りにいるシニアのピアノ好きの方のなかには、人と自分を比べて、やる気を出したりモチベーションを上げるのではなく、「あの人の方がうまい」「それに比べて自分はダメだ」と、自分を卑下し、あげくは「あんなにうまくなるような練習はできないのでピアノはやめた」となってしまう方が結構いるのです(T_T)。
人と比べることが、返って逆効果になってしまう。そういう比べ方をする方の場合、上には上がいるのだから、「世界で一番自分がうまい」とならないと、納得?(「納得」というのも変ですが)できない、となるので、「比べるなら過去の自分の演奏と、今の自分の演奏を比べてはいかがですか。成長したなあってよくわかりますよ」とおススメしています。
ともかくも、自分の演奏は、自分が一番好き!、でいられたらそれでよい、「自己満足の世界で十分!」というスタンスでピアノ道を歩んでいます💞

Re: 競うというよりも…

にぬふぁぶしさん、こんにちは
コメントありがとうございます!

アマチュアとプロ(ピアニストを目指されているかたを含めて)とではコンクールの意味合いも違ってきますよね。
ピティナ特級や日本音楽コンクールなど国内のコンクール、浜松国際コンクールのような国際的コンクール、そして世界三大コンクールのような歴史的権威のあるコンクール
このレベルになると耳の肥えた審査員ですら評価が分かれるので点数もあってないようなものですが、『ひとの心をつかんだ演奏』を順位付けするための指標かもしれませんね。

>「あの人の方がうまい」「それに比べて自分はダメだ」と、自分を卑下し、
あげくは「あんなにうまくなるような練習はできないのでピアノはやめた」となってしまう方が結構いるのです

めちゃくちゃわかります!!。
順位をつけられると「勝ちたい!」と言う気持ちになりますから。思うような結果にならないと「辞めた」となりかねないですよね。
わたしはコンクールに参加してみたい気持ちもあるけれど、参加しても勝てないとわかっているので参加しません。
ただ「大人になっていくら努力したってこどもの頃の経験の差は埋められない!」とコンクールに参加される方を羨ましい気持ちで見ている時点で同類かもしれませんね。

趣味としてピアノを続けコンクールに参加されるかたは、、
言葉は悪いかもしれませんが、争ったところでアマチュアですからアマチュアの域で楽しまないと。。
勝負になるとその気持ちもマヒしてくるのかもしれませんが。

過去の自分と現在の自分を比較するのは良いですよね!わたしも皆さんに動画を撮影しておくことをおすすめしています!
精いっぱい練習して「結構うまく弾けた」と思っていても数年後に聴き返してみると演奏の粗が見つかって恥ずかしくなることがありますが、それが分かるようになったのも成長ですね
逆に、「結構うまく弾けている?!」と思うこともあってそれはそれで自信につながります♪

>自分の演奏は、自分が一番好き!

これが一番大切!わたしもそう思えるように頑張ります!

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

かつさん

Author:かつさん
小学校から高校までの約10年間ピアノを習い続けましたが

ハノン+ソナチネ+チェルニー30番+インヴェイションしかたどり着けずorz..

20年だった今ではバイエルすら満足に弾くことができません。

もはや、逆に奇跡!!!!

※リンクについて

お気に入りピアノブログを”勝手”にリンクさせていただきました。。 リンク設定拒否の方はお手数ですがご連絡ください!

ブログランキング