記事一覧

同じ壁にぶつかり同じ過ちを繰り返す

ショパンのマズルカはリズムや音楽の間合いが難しいですよね。。
ただソナタ/エチュード/ポロネーズ等はもちろんのこと、ワルツやノクターンも難しくて、突き詰めれば奥深い作品ばかり
プレリュードやマズルカを含め簡単に弾ける作品などありませんよね。。
(;´Д`)

でも(あくまで完全に個人的感想になりますが)、
たとえば有名な『革命』を凄くゆっくり弾いたとしても美しい旋律は褪せることなく、エチュードとしての魅力は失ってしまうかもしれませんがピアニストの演奏とは異なる新しい魅力を醸し出すように感じます。

もちろんピアニストが演奏するショパンは素晴らしいのですが、アマチュアのかたが演奏するショパンのほうが聴きやすくて心にしみる時がありますよね?!

歌心がなかったり、弾き急いでしまったりすると一瞬にして総崩れしてしまい難しいのですが、(仕上がり具合を問わなければ)アマチュアでも上手く聴かせることができる作品が多い
それがピアノ愛好家がショパンを選曲する理由の一つかなと勝手に想像してしまいます。


一方、シューマンやチャイコフスキーの作品は(単)旋律と言うよりも音と音の重なり(ハーモニー)が魅力的
そのため声部ごとに流れるよう弾けなければならず、さらに主旋律が副旋律に埋もれないようコントロールする必要がありますよね。

正直、わたし程度のピアノスキルではまったく歯が立たない
中級程度の作品と言われるシューマン『こどもの情景』やチャイコフスキー『四季』も(ゆっくり弾いたとしても)ハーモニーが浮き立たず、幼稚な演奏になってしまいます
※上手く表現できませんが、、溢れ出る下手くそ感。。
Σ(゚д゚lll)

バッハのシンフォニア(三声)を教われば音をコントロールできるようになり、もう少し上手く演奏できるような気がしますが、、シンフォニアまでの道のりが長い

ならば、シューマンとチャイコフスキーが残した『こどものためのアルバム』を習うのはどうだろうか?!

名案♪解決♪



いや、待って!!
『トロイカ』『松雪草』を弾いたときも、「もっとうまく弾けるようになりたい」と考えてシューマン『こどものためのアルバム』をレッスンに取り入れたことがあった!!

そのときはたしか…バーナム、プレインベンション、ブルグミュラー&こどものためのアルバムとなってしまい、
『こどものためのアルバム』にはステキな作品がたくさん収録されているけれど、弾きたい作品を弾くための準備に追われるってどうなの?!と疑問を感じて止めたんだった。

いまはハノン、インベンション、ツェルニー…
同じ壁にぶつかり同じ過ちを繰り返そうとしている!?!
(;´Д`)

闇が深すぎるわ。。迷走はまだ続きそう…というか考えれば考えるほど迷走している気がする


現在募集中の企画はコチラ!!

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ やり直しピアノへ
にほんブログ村

関連記事

コメント

No title

かつさん、こんにちは(^^)
お忙しいのに、いつも丁寧なコメントをありがとうございます。

私も最近、アマチュアの方々の演奏をYou Tubeで聴くのですが、上手だな…と思う方の演奏は、緩急がはっきりしていたり、メロディーラインがきちんと表れていたり、右手と左手のメロディーが調和しています。
出だしの音で分かるように思います。
ショパンのエチュードとかは、特にそれが顕著に分かるような気がします。ただ、これは技術がある程度できている上でのことなんですよね(^_^;)

私もかつさんと同じような事を考えている(先生によく指摘される)ので、最近分かりやすそうな童謡を弾いているのですが、独学でひいてるので出来ているか疑問…今度のWEB発表会で披露するので、かつさんのご感想を是非お願いしますm(_ _)m

No title

かつさん、お元気ですか、MrBachLoverです。
ピアノは基礎が大事、ってよくいわれますけど全部子供向けの曲って、どうなんでしょう…。しっかり大人好みの曲を組み入れるのが良いと思います。ただ、先生の方針とかもあり難しいところですが。

わたくしの場合、先生には曲をもらわず、全部自分で決定。ガッツリ弾く曲+基礎を押させる曲集で攻めています。が、基礎を押さえる曲はだいたい終わってきました。そうそう、「成功する音楽家の新習慣」という本に選曲基準が書かれてますので参考にすると良いかと。

それと、シューマンの子供の情景はテクニック的にスゴく難しいので基礎を押さえる曲集ではなくテクニックを磨く曲集だと思います。

ではでは~

Re: No title

ぴあのりこさん、こんにちは
コメントありがとうございます!

ぴあのりこさんの言いたいことわかります!
(ピアノ中/上級者で)ものすごい勢いで演奏されるかたがいますが「もう少し緩急があったらいいのになぁ」「テンポを落としてメロディが聴こえると一層上手く聴けるのになぁ」と感じる事がありますよね。
ショパンの作品は旋律と伴奏パートが分かれていて(旋律/伴奏それぞれが難しいですが)とてもシンプルな構成だと思うのです。
シンプルがゆえ誤魔化すことが出来ない難しさもありますが、『雨だれ』もそうですが旋律パートだけでも心にしみて感動してしまう。。
もちろん水が滴るような伴奏パートがあわさるとさらに魅力的なのですが、、とにかくメロディパートが活きればステキに聴こえるはず
たぶん(;´Д`)考えが甘いかしら??

童謡、良いですね!!ピアノWeb発表会で聴かせてください!!楽しみにしています♪

Re: No title

MrBachLoverさん、こんにちは
コメントありがとうございます!

ハノンもツェルニーもインベンションも先生の方針ではなく「基礎力をつけたい」とわたしからお願いしたのです!!
でも自分が弾きたい作品も先生にレッスンしていただきたくて、無理を言って60分レッスンを90分に拡大していただきました。

>全部子供向けの曲って、どうなんでしょう…

そうですよね。。
子ども向けと言ってもシューマンやチャイコフスキーの作品ですから芸術性も高いですが…
もともと弾きたい作品を見てもらうために延長していただいたのに、さらに「基礎力をつける」ために子ども向けの作品を増やすのは違いますよね。。

チャイコフスキー『四季』とともにシューマンの『こどもの情景』コンプリートも考えたのですが、、いまいち弾きたいという気持ちが足りなくて。
テクニックを磨くには良いのでしょうけれどね…

「成功する音楽家の新習慣」、ご紹介ありがとうございました!
こんど読んでみますね♪

ユーゲントアルバム!

 かつさんこんにちは。タイムリーでないコメントで申し訳ありません。

 私はこの1年、がっつりシューマンの子どものためのアルバムと向き合いました。泣きたいくらい好きなすばらしい曲がつまっています。もっと弾く人が増えるといいな、と思うのですが、こればかりはお好みもありますので😅

 私がかつさんにおすすめしたいのは13番「愛らしい5月よ」です。北国ドイツに暮らすシューマンが春を迎える喜びを歌った曲なので、きっと北海道民のかつさんには響くのでは、と。私は今や亜熱帯の大阪市民なので5月=半袖の季節なんですよね。

かつさんはどんなことも楽しい記事にしてくださるので、同じあやまち、まわり道も大歓迎です🎵

Re: ユーゲントアルバム!

momokaoyuyuさん、こんにちは
コメントありがとうございます!

momokaoyuyuさんも『こどものためのアルバム』を取り組んでいらしたのですね?!
わたしも楽しい農夫や小さいロマンスなど数曲弾いたことがあります!
本当に素晴らしい作品がたくさんあるのに、周りで弾いている人も少なくて…『こどものためのアルバム』というタイトルで損をしているような気がします。
あと『こどもの情景』のように数曲抜粋だったらもっと親しみやすくなるのかも

>おすすめしたいのは13番「愛らしい5月よ」です
わたしもこの曲、大好きです!
「雪が解けて日差しが暖かくなり春のにおいを感じる」そういう作品ですよね?!
たしかに道産子に響く作品かもしれませんね※毎日雪かきでしんどい生活からの解放?!切望!!
((´∀`))ケラケラ
本州であればショパンの『雨だれ』とかが良いかもしれませんね♪

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

かつさん

Author:かつさん
小学校から高校までの約10年間ピアノを習い続けましたが

ハノン+ソナチネ+チェルニー30番+インヴェイションしかたどり着けずorz..

20年だった今ではバイエルすら満足に弾くことができません。

もはや、逆に奇跡!!!!

※リンクについて

お気に入りピアノブログを”勝手”にリンクさせていただきました。。 リンク設定拒否の方はお手数ですがご連絡ください!

ブログランキング