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ピアニストならツェルニーを輝かせることが出来るのか?!

大好きなピアニストがALLツェルニーのプログラム(40番/50番/60番)で演奏会を開いたら果たして聴きに行くでしょうか…

たとえばバレンボイムやアルゲリッチなど生ける巨匠ピアニストなら、ツェルニーであろうとありがたく聴かせていただきます(失礼!)
むしろ、ALLショパンなどオーソドックスなプログラムより興味深いかも♪
やはりツェルニーよりショパンのほうが嬉しいですが…
若いピアニストであれば、、、別のプログラムで演奏会が開かれることを期待し聴きに行かないかな

ツェルニーの練習曲にもステキな作品はあると思いますがショパン、リストやラフマニノフの練習曲のように聴きたいと思わせるだけの魅力はないですよね。
作品全体が単調で似ている傾向にあるからでしょうか??


でもツェルニーの練習曲は単調さが魅力なんです!
弾きにくい音型の繰り返しで、音型と音型のつなぎ目はさらに弾きにくいですが、構成音が単純で転調したとしても近親調(おもに平行調?)程度で音楽全体の作りがわかりやすいですね

最近、楽典や和声法などを(チマチマと)勉強していますが、勉強した後ツェルニーを弾くと音楽の流れがわかって楽しいです♪
「楽譜には書いていないけれどT(トニック)からS(サブドミナント)は少し盛り上げよう」「ここは半終止だから少しまとめる感じかな」とかピアニスト気分が味わえます

イメージ通りには弾けなくて厳しい現実を見せつけられる結果となりますが…
(´Д⊂ヽワーン

そういう意味でツェルニーの練習曲は理解(もしくは分析)して、考えながら弾く練習にベストな教材なのかな
※ブルグミュラー25の練習曲のアナリーゼ本を見かけますが、(作品解説本はありますが)ツェルニーのアナリーゼ本はないですね…


ALLツェルニープログラムは厳しいですが、ツェルニーのレア作品(1、2曲程度)ならおもしろいかも
務川慧悟さん、阪田知樹さんが入賞した今年のエリザベート王妃国際コンクールでツェルニーの作品を演奏されたピアニストがいたんですよ♪
Kyoungsun Park(パク キョンソン)さん
『ロードの歌曲「思い出」による変奏曲 Op.33 変ホ長調』



調べてみるとツェルニーの代表曲なのかホロヴィッツも音源を残していました↓



パク キョンソンさんにしてもホロヴィッツにしても素晴らしい演奏ですね!
けれどやっぱりツェルニー感が溢れているというか、ホロヴィッツを持ってしてもというか…
(;´Д`)


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コメント

演奏会用の曲と練習曲の違い

かつさん、お元気ですか、MrBachLoverです。
演奏会では、映える曲、皆が聞きたいと思う曲を弾くっていうのが王道かと。
ツェルニーの練習曲はメカニカルにはベートーヴェンのソナタで使われているものなのに和声を簡素にしてテクニックを手っ取り早く習得できることを目指して作られていると思います。これはこれで、とても価値があるんです。でも、演奏会にツェルニーの練習曲は向かないかなー、って思います。
わたくしの場合、ピアニストより演目で演奏会行く行かないを決めてる場合が多いです。
でも、バレンボイムがオールツェルニー練習曲プログラム組んで全席3千円のチケットで1000人規模のホールでリサイタルしたら観に行ってもいいかも。微妙。。。

No title

かつさん、はじめまして。
僕はツェルニーの練習曲は基本的にあまり好きではありませんが、50番の練習曲だけは好きな曲がたくさんありいい演奏なら是非聴いてみたいです。

チェルニーのアナリーゼ本

かつさん こんにちは

「ツェルニー30番の秘密 練習曲は進化する」 上田泰史(春秋社)という本があって、後半が、全曲ではないですがアナリーゼになっています。練習曲ではありますが、アナリーゼがちゃんとあった方が真剣に楽しく練習できるんじゃないかな、と思います。

※この本、タイトルで「サザエさんの秘密」的なネタ本かと思ったら、真面目な音楽史の本だった

ところで、ツェルニーさんは連弾曲も書いていて(というより、多作のツェルニーさんは、いろんな形式の曲を書いているんですが)、すごくカッコいい曲を見つけちゃったんですよ~(σ≧▽≦)σ。
他にも、埋もれている名曲がきっとまだあるとにらんでいます。

Re: 演奏会用の曲と練習曲の違い

MrBachLoverさん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

個人的にオールショパンプログラムは聴き飽きた感があってあまり好きではないですが…
皆が聴きたい曲を演奏することは賢明な判断ですよね!

wiki情報なので本当かどうかはわかりませんが、、ベートーヴェンの意志を受け継いでツェルニーはピアノ演奏法を書いたようですね。
ツェルニーは『和声学習のための練習曲集』なるものも作曲しているので和声を学ぶ必要性も考えていたと思います。
※ピティナの上田泰史さん↓ご存知かもしれませんがおもしろくてオススメです♪
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/czerny30/2014/12/04_18922.html

>ピアニストより演目で演奏会行く行かないを決めてる場合が多い
わたしも同じです!いやバレンボイムのような巨匠は別ですが、、演目があえば馴染みのないピアニストでも聴きに行きます
バレンボイムでも3000円…巨匠の価値を下げているじゃないですか!!!!
((´∀`))ケラケラ

Re: No title

ラディさん、はじめまして
はじめましてですが、、スタプラ仲間さんですよね?!
コメントありがとうございます♪

わたしはもうツェルニー50番までたどり着きそうもないのであまり興味がなかったのですが、、、
Youtubeで聴いてみたら、たしかにステキな作品がありますね。
特に50曲目はわたし好みでコンサートで演奏されてもおかしくない感じがしました!

PS.ブログに書かれていたニーア『イニシエノウタ』、どんな曲なのかなと思って聴いてみました
不思議な世界観でカッコいい曲ですね。

Re: チェルニーのアナリーゼ本

BB鉛筆さん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

『ツェルニー30番の秘密 練習曲は進化する』
上田泰史さんは深い知識と文章にユーモアがあって好きなのですが、、ツェルニーに興味がなかったため読みそびれてしまいました。
後半はアナリーゼになっていたのですね。
アナリーゼができると楽譜には書かれていないニュアンス?が読み取れるようになり、弾くことがもっと楽しくなりそう♪
※表現できるだけのテクニックがないのが残念ですが…
BB鉛筆さんもいかがでしょうか?!

※「サザエさんの秘密」「ドラえもんの秘密」懐かしい
((´∀`))ケラケラ

>すごくカッコいい曲を見つけちゃったんですよ
来年のアマチュアクラシック音楽祭はもしかして…ツェルニー?!
聴いてみたいような、引き留めたいような。。
(*`艸´)ウシシシ

PS、今年のアマチュアクラシック音楽祭はもうそろそろですね!頑張ってください

チェルニー演奏のお二方の動画アップ、有難うございました。
パクさんの演奏だとちょっと速くて分からなかったのですが、ホロヴィッツの演奏では、チェルニー教本に出てくる、左手3連符右手四連符かな?という所があって、チェルニーあるある感が。。。

数年前に、ランランが出した、「ピアノブック」というCDで、チェルニーの40番の第1曲を弾いているのですが、楽譜通りプレストで一気加勢に弾ききっています。
他の曲を聴くと、叙情的な感じを全面に生かした演奏もあるので、なんか、もうちょっと工夫出来なかったかな?、、、という感じもしますが。。。(もうちょっと音のアタリを柔らかくしたりして、若干スピード控えめでもいいので、軽やかな快活さを出してみるとか。。。←自分が速く弾けないのに他の演奏にあれこれいう、、、😓)

けっこう昔にソニーから出ていた、グールドが出した、「リトルバッハブック」というCDがあるのですが、その中で、「小プレリュードと小フーガ(フゲッタ)」という本の一番最初の曲を弾いているのですが、シンプルな曲を丁寧に味わい深く弾くって、こんな感じなんだ、、、と思わせます。

チェルニーでもそれ以外の教本でも、時々あるのですが、メロディーラインや和音の、何でもない順次進行の曲、ほんとに基本的な動きしかやってない曲で、「いいなぁ」と思う時があります。(バッハの平均率一番プレリュードとか、ビートルズの「レット イット ビー」のようなコードみたいな)
練習曲を「輝かせる」とありましたが、難しいテクニックや速いパッセージをバッチリキメるのもいいですが、基本的な動きをしみじみと聴かせるような演奏ももっと聴いてみたいな、と思います。

かつさんは、レアミュージックピアノチャレンジなるweb発表会もやっていましたよね。
チェルニーだけでなくですが、練習曲部門など、あれば聴いて見たいです。

それと、かつさんは学生の頃、「大地讃頌」の伴奏を、3倍速で弾いてしまったとありましたが、そっちの方が凄くないですか!?
ヤマハのぷりんと楽譜で、楽譜買って改めて見て見ると、遠い記憶(笑)の通り、右手がロ長調の3和音展開の連続!!👹👹👹
伴奏ではありますが、ずっと気になっていた曲だったので、そのうちじっくり練習してみようと思います。







Re: タイトルなし

もとブラス娘さん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

ホロヴィッツ=(リストのような)超絶技巧というイメージがありますが、ただテンポが速いだけでなくシューマン『トロイメライ』のような作品も夢のある演奏でステキなんですよね♪
パクさんの演奏も素晴らしいですがやはりコンクールということもあってテクニック的なアピールを感じますよね
※そもそもなぜこの曲を…と思いましたが。。

>自分が速く弾けないのに他の演奏にあれこれいう
(もちろん相手やファンのかたを傷つけないよう配慮する必要がありますが)外野からのヤジは素人の特権ですよね?!
わたしも「アルゲリッチの演奏はペダルの濁りが好ましくない」なんて音楽評論家気取りで言いますもの
((´∀`))ケラケラ

ランランがツェルニー40番を演奏…なんだか想像がつきません!
ですがアメリカで活躍しているピアニストらしくパフォーマンス的要素多めなのでそういう意味の面白さはあるのでしょうか?
DVDなど映像があるならおもしろそうですが、、CDだけだと魅力が半減するかも。。

『小プレリュードと小フーガ(フゲッタ)』もそうですが、『エリーゼのために』や『平均率一番プレリュード』など
自分でも弾けるような作品(実際は弾けていませんが…)でもピアニストが弾くと全く違う作品に聴こえる時がありますが、
さすがピアニストだなぁと思うのと同時に、「自分ももっと上手くなりたい!」とモチベーションアップにつながりますね?! ※逆に落ち込むこともありますが。。

YouTubeでツェルニーを演奏を検索するとピアノ講師による演奏がたくさん見るかりますが、、正直「そんなに早く弾かなくても…」と思うことが多いですね
エチュードなのでゆっくり弾いていたら練習にならないのかもしれませんが…
(わたしの)先生がお手本としてわたしにあわせてゆっくり弾いてくれる演奏ほうがよっぽど魅力的に感じます

レアチャレ、練習曲部門?!おもしろそうな企画の提案ありがとうございます。
ツェルニー&ブルグミュラーのほか、グルリット、コンコーネ、ヘラー、カバレフスキーetc
練習曲と言ってもたくさんありますからね♪でも誰か参加してくれるだろうか
(;´Д`)

『大地讃頌』の3倍速、、ダメダメ!
ピアノはグチャグチャに早い、うたはバラバラ、、指揮者は道化師のようになってしまい…もはや地獄絵図
3年の全校合唱は呼ばれませんでしたwwwラッキー♪
でも作品自体はとても良い曲たともうのでぜひぜひ弾いてみて下さい!

参考になれば。。。

かつさん、いつも通りに丁寧なお返事、ありがとうございます。😊

私が登録している、八百板チェンバロ教室の先生のメールマガジンに、ちょうど、速度についての記載(「アレグロでも速すぎないほうがいい」)があったので、よかったら見てみてください。
コメントを寄せられた方の、ベートーベンの作品に関する文章も、なるほど! です。

八百板チェンバロ教室でググって、ブログのページで(カテゴリー→演奏ビデオ タグ→リュート)で見てみて下さい。

No title

ハノン、ツェルニーは「天敵」というくらい苦手かつ嫌いなのですが・・・
レアチャレ 練習曲部門、これは面白そうですね。

>でも誰か参加してくれるだろうか
→ハイ、もし開催されれば、タワシは喜んで参加いたします!
練習曲っぽくないレアな練習曲を弾くつもりです!
たぶんヘラーあたりかな〜 この前シューイチで1曲だけ紹介した「24 Études d'expression et de rythme(表現とリズムの24の練習曲 )」など曲として楽しそう。

Re: 参考になれば。。。

もとブラス娘さん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

返信が遅くなり申し訳ありません!

情報ありがとうございます!
八百板さんのメールマガジン、早速登録してみました!どんなお話が聞けるか楽しみです♪
音楽記号についてメトロノームが登場するまでは感覚的なものだったかもしれませんね。
それにメトロノーム自体、現在のように(一定のテンポを保てるような)高性能な代物ではなかったと思います。

…それにしてもツェルニー指定のテンポは『鍵盤が軽かった』だけでは説明がつかない程に早いですね?!
ツェルニー指定のテンポに限りなく近い速度で演奏されている動画をみかけますが、、、早すぎてなにも参考になりません!
(;´Д`)

Re: No title

タワシさん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

天敵、、その気持ちわかります!
わたしも最初はビリーズブートキャンプに参加するつもりで先生にお願いしましたから!
いま現在は楽しんで練習していますが、それでも「この曲良いわぁ」とは一切思いません
((´∀`))ケラケラ

>レアチャレ 練習曲部門
参加されますか?!さすがですね♪
レアな練習曲となるとツェルニー、ブルグミュラーやカバレフスキーはダメかしら
あとはヘラー、上田泰史さんが趣味で出版したとしか思えないマルモンテルのエチュード、、
レアチャレに組み込むと選択肢が少なすぎるかもしれませんね。。それもおもしろい?
(* ´艸`)クスクス

タワシさんのヘラー作曲スケルツェット、リズムがおもしろいですね!ご紹介いただきありがとうございました

こんばんは。
レア チャレ練習曲部門!
ありましたら、私、ツェルニー 40番で参加したいです。スローなツェルニー ではありますが、、、丁寧に弾きます 笑

難しいことはわからないんですが、
ツェルニー40番 を毎日弾いていると、
シンプルな「ドレミファソラシド〜♪」の響きの美しさを感じるんです。
(決して私の演奏が上手いわけではありません)

30番も綺麗な曲がありましたが、
40番は「歌」を感じる曲がいくつもあります。

オールツェルニー コンサート。
ないとは思いますが、巨匠がツェルニー コンサートをするなら、自身の持ち味を出すために曲をいじりそうですね。。。
神奈川県の川添文先生のコンサートなら行きたいな。実際にやってくださらないかなあ。。。レパートリーをたくさんお持ちの先生だから、ツェルニー だけではもったいないかなあ。

遅コメ かつ 雑文で失礼しました。

No title

「レアチャレ・練習曲部門」というと、レアな曲を探すのにハードルが高い人もいるだろうし、実際問題参加する人もごく限られるかもしれませんね〜 
レア曲にこだわらず 練習曲だったら何でもありにすればどうでしょうか。
ハノン、チェルニー、それにブルグミュラーなどは言うまでもなく、バッハのインベンションやシンフォニアも彼が子どもたちのために書いた最高の練習曲ですから文句なくOKです。もちろん上級者さんはショパンやリストという選択肢もありますね!私は、ひたすらレアな(そしてテクニック的には難易度の低い)曲に走ると思いますが(笑)

Re: タイトルなし

でかぽめさん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

返信が遅くなり申し訳ありません!

練習部門、もしかして人気なのかしら?!
ツェルニー30番でよければいつでも参加出来ちゃうw
ただしわたしもかなりゆっくりテンポ...
『ゆっくり弾く練習曲の意味はあるのか』と音楽界に一石を投じるかもしれません。。
(;´Д`)

でかぽめさんはツェルニー40番を練習されているんですね?!
リアル音楽友だちも「ツェルニー40番は良い曲あるよ」と言っていましたが、「歌」を感じる曲が多いのですか!それは楽しみだなぁ♪
だけどまだ7番なのであと5、6年はかかりそうです
(;´Д`)

川添文先生のことは存じ上げませんでしたが、聴きやすさやツェルニーの魅力を引き出すという意味では巨匠より良いかもしれませんね!
それに演奏の参考にもなりそう♪
わたしもツェルニーで聴かせる&泣かせる(それはムリ?)演奏が出来るよう頑張ろう!
※下手すぎて寝かせる演奏なら可能

Re: No title

私はタワシさん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

返信が遅くなり申し訳ありません!

そうですよね!レアな練習曲となると選曲のハードルが上がるので(それも楽しいですが)レアチャレと練習曲は分けた方がよさそうですね
バーナム、ブルグミュラーやツェルニーなど普通の練習曲ならたくさんありますから皆さんで楽しめそう♪

タワシさんは練習曲もレアですか?!さすが!!!
わたしもレアなエチュードに挑戦したい気持ちもありますが、子ども用の教材でもエチュードと名の付くものは難しいですね
わたしも(レアではないですが)中田喜直さんの『エチュードアレグロ』や三善晃さんの練習曲集からなにか弾きたいですが、、難しくて弾けそうにありません!
(;´Д`)

開催時期が迷いますね。。
ちょっとした遊び感覚でサラッと開催した方が良いのか、、
(自分自身の)満足いく仕上がりになる程度の期間が必要か…

ピアノWeb発表会のあと、12月頃を検討してみます!

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プロフィール

かつさん

Author:かつさん
小学校から高校までの約10年間ピアノを習い続けましたが

ハノン+ソナチネ+チェルニー30番+インヴェイションしかたどり着けずorz..

20年だった今ではバイエルすら満足に弾くことができません。

もはや、逆に奇跡!!!!

※リンクについて

お気に入りピアノブログを”勝手”にリンクさせていただきました。。 リンク設定拒否の方はお手数ですがご連絡ください!

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