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旋律をたっぷりと歌い上げたくなるけれど…

ムソルグスキー作曲『夢想』のような叙情的な作品は旋律をたっぷりと歌い上げるよう弾きたくなる、
けれど旋律を歌い過ぎると伴奏が引きずられて形骸化してしまい音楽全体のバランスが悪くなる、、、ような気がする

発表会前、最後のレッスンでそのことを先生に相談したところ
「(この作品の場合)左手伴奏はインテンポでゆっくりと揺れるように、右手旋律は伴奏のうえで歌うように」とアドバイスをいただきました。
旋律を自由に歌ってはいけないということですね?!
不自由な自由だそう※ちょっと意味が分からなかったけれど…
(;´Д`)

でも左手伴奏にあわせて弾くと、音楽全体から素朴で感傷的な雰囲気が伝わってくるようになりました!
右手旋律だけで頑張って歌うものではないのだなぁと実感
やはり全体のバランス、伴奏と旋律の調和が重要なんですね

それから発表会までの2週間、
左手をインテンポで弾けるようメトロノームにあわせ、暗譜をし、左手伴奏を聴きながら弾くよう意識して練習した結果…
前日のリハーサルで先生から「左手伴奏の音が大きすぎる」とのご指摘。。

左手に全神経を集中し過ぎて右手旋律が行方不明になっておりました。
(;'∀')戻ってこーい

旋律が消えてしまっては本末転倒ですね?!ピアノって本当に難しい

こどもの頃、先生から「左手は見ないでも弾けるように!左手をいっぱい練習して」と言われた記憶がありますが、
全神経を集中せずともインテンポで弾けるように、意識しなくても自然と伴奏が聴こえてくるようにという意味だったのかと納得しました!

今回は全体的に上手くいきませんでしたが、この気づきは収穫♪
今後の役に立つはずです!※忘れなければ…

次に活かせるよう頑張ります



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コメント

右手と左手のバランス、、、

発表会の曲を振り替えって、いろいろ考えているのはさすがですね。(私なら即効頭から抜けてます。。。🤭)
ムソルグスキーの「夢想」は、かつさんの演奏で初めて聴いた曲ですが、同じ「夢想」と名打っているドビュッシーの曲などのようには、テンポを揺らさない方がいいのかな、という印象です。
左手はわりとインテンポで、右手は歌って、、、で私が思い浮かぶ曲は、ショパンの「ノクターン第2番」なのですが、あの曲も、右手はこれでもか!というくらいロマン派ですが、左手はわりとキチンと弾かれている事が多いと思います。(両方ロマン派!だと曲の形が相当崩れそう)

ちなみに私は、弾いていると、左手の方が強くなりがちになります。独学で練習を始めたころ、左手を右手と同じようにキチンと弾く事を意識し過ぎていたからでしょうか。
一時期(一年足らずでしたが)教室に通っていたころ、先生に「ぎっちょじゃないよね」(←この言葉、今は差別用語なのでしょうか?)と言われた事があります。
その後、その先生とはいろいろあって、教室はやめてしまうのでした。。。
先生と、レッスン時の指導以外にも、演奏や音楽について質問や話が出来るのは、大人の音楽教室通いには重要なポイントですね。。。

No title

かつさん、いつもブログ楽しく読ませていただいています。
左手はわたくしも音が大きくなっていたことがあり、PTNAのコメントで右手の半分ぐらいの音量で弾くようにと言われた気がします。ホロヴィッツの演奏を聴いていると、本当にメロディーがしっかり聞こえてきます。

でもグールドの弾くバッハを聴いていると両手均等に弾いてますね。本当に左右のバランスって難しいと思います。

録音してチェックするのは1つの解決策かも。

ではでは〜

Re: 右手と左手のバランス、、、

もとブラス娘さん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

私も振り返るだけは振り返るのですが、後々反省したことを活かされるかと言えば…なのであまり無意味なんですけどね
(;'∀')
ショパンの弟子たちの証言をもとにかかれた『ショパン弾きの系譜』という本によれば、ショパンはメロディは自由にルバートするが、伴奏は正確にリズムを刻むよう教えていたとか。
私のイメージですがショパンはモーツァルトに近い上品さや優雅さがありますよね?!
ショパン自身、シューマンのようなロマン派的思想に距離を置いていたのでもっと古典作品のような端正でスマートな演奏があうように感じます。
たまにショパン作品をシューマンのようにドロドロに演奏されるピアニストもいますが…

グランドピアノは低音部の弦が長いので音が響くと先生から教わりました!
ヤマハのグランドピアノは高音部がキラキラと聴こえるのであまり感じませんが、海外のクラシックなグランドピアノを弾くとたしかに低音部のほうが音が出ているような…
電子ピアノやアップライトピアノで練習した時と同じ感覚で左右をあわせて弾くと左のほうが強くなってしまうのかもしれません。。
わたしも普段は電子ピアノなので気がつかない間に音が大きくなっていたのかも
(;´Д`)残念

>演奏や音楽について質問や話が出来る
わたしも何でも質問できる先生が良い!すごく怖い(雰囲気の)先生には当たったことがないのでいつもどんどん質問をしています!
「スラーが書かれていないところはレガートや滑らかに弾かなくていいということですか?」なんて無茶苦茶な質問まで
((´∀`))ケラケラ

テンポをゆらす

かつさん、お久しぶりです。私はテンポを揺らいうことに後ろめたさを感じる方なので、といって、機械的はもっといやなので、歩くように弾く曲が好きです。踊りではなく歌系の曲は、左手が伴奏型のところはインテンポ、ベースや内声は、よく歌うテンポ、右手との対話、二重唱などは、その曲が生き生きと歌えるように、自然に、かつよく伝わるように、テンポを揺らすのがよいのですが、伴奏に見えて、実は揺らして弾く旋律という曲、その国の言語由来の旋律という曲も多く、奥が深い歌う曲、これから積極的に弾いていきたいと思います。

Re: No title

MrBachLoverさん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

音を聴きながら弾いているつもりでも演奏に入りこんでしまうとバランスが崩れていたりして左右のバランスは本当に難しいですよね。
もっと頻繁に録音をして確認したするようにします!※録音しても聴き返さないことがほとんどで…
(-_-;)

あまり意識したことがありませんでしたがピアニストの解釈というのもあるかもしれないですね!
若いピアニストでバッハ作品をメロウに演奏される方がいますが…正直苦手!
旋律だけを意識し過ぎて、旋律とその他のように弾いてしまうとまるで敏いとうとハッピーアンドブルー?!
それはそれでステキなのですがバロックの良さを感じません。

左右どのくらいのバランスで演奏したら良いのかを考えて弾くことも重要ですね
※考えたように弾けるかどうかは別ですが…

Re: テンポをゆらす

ハーモニクスさん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

先生が「この場合は」と前置きしてからインテンポで弾くようにと仰っていたので、テンポを揺らぎがあった方がいい作品もあるんだろうな…
と思っていましたが踊り系/歌系、アリア/二重奏なのかで弾き分けるのはおもしろいですね♪
>左手が伴奏型のところはインテンポ、ベースや内声は、よく歌うテンポ、右手との対話
なるほど!独唱&ピアノ伴奏の場合は歌にピアノをあわせるイメージがあったので、ピアノの左手伴奏も右手旋律にあわせて弾くのかと思ったのですが、歌が破綻しないようインテンポで弾くのですね?!
分析力がすごすぎる!!
バッハのインベンションで手こずっている私が、伴奏/内声/旋律を聴きわけ、弾きわけられるかはわかりませんが意識して練習してみますね。

>その国の言語由来の旋律
発音がそのまま音楽に、、という話を聞きますよね。その国の言葉がわからなければニュアンスが伝えられないのかも…
わたしもピアノがもう少しちゃんと弾けるようになってからチャレンジしてみたいです!

No title

かつさんこんにちわ^^
発表会の動画 拝見しました。
とても素敵 ♡に弾かれてたと思いました。
聴いたことのない2曲ですが 引き込まれて聞きました。
お疲れ様でした。
右手と左手のバランスは本当に難しいですね。
私もよく注意されて この前も
「はい、右をもっと大きくすればいいのですね」という私に 「違うよ。左をもっと小さく」と言われてしまいました。( 笑
ピアノは本当に難しいですね♪

Re: No title

ここまふぃんさん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

つたない演奏を聴いていただきありがとうございます
正直、皆さんが聴いたことがない作品なら間違えても気がつかないのでは?!とやましい気持ちで選曲がしましたが、、止まり&弾き直ししたらバレちゃいますよね
(;´Д`)
>左をもっと小さく
わかる!!
「この作品は子守唄のように弾いてください」
とわたしも先生からご指摘をいただきました。
左手伴奏が大きくなってしまう→右手旋律を埋もれないように弾くと競うかのようにドンドンと音が大きく盛り上がってしまうんですよね。
子守唄どころか「誰も寝てはならぬ」のようになってしまう...

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プロフィール

かつさん

Author:かつさん
小学校から高校までの約10年間ピアノを習い続けましたが

ハノン+ソナチネ+チェルニー30番+インヴェイションしかたどり着けずorz..

20年だった今ではバイエルすら満足に弾くことができません。

もはや、逆に奇跡!!!!

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