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他人の演奏、聴くことなかれ?!

こどもの頃、「(何も考えず)マネして弾こうとするので、他人の演奏を聴いてはいけません」と指示されたような記憶があるのですが…
皆さんは聞いたことがありますか?

まぁピアニストの演奏を聴いたところで真似することなど不可能なので心配する必要はないのですが、
いまでも作品を探す、もしくは単純に音楽を楽しむ目的でたくさんクラシック音楽を聴いていますが、演奏の参考を目的として聴く習慣がほとんどありません。本当に煮詰まった時くらい…

「演奏の参考に!」と目的をもって注意深く聴くことで、自分では思いつかないような表現を知ることが出来て勉強になると思うのですが
自分はどう演奏したいのかを自問自答して自分自身の表現を見つけるのも勉強になり、演奏する楽しみのひとつかなと思うのです。
むかしはもっと正確に弾きたいと思っていたし、いまでも楽譜に書いてあることは守ろうとしているけれどそこから先は自分のものだ!!
アマチュアピアニストならもっと自由な表現でいい!!

まぁ。その結果あの淡白なエリーゼにつながってしまうのですが…
(;'∀')

ただ先日
あるピアニストのかたが演奏について「ピアニストの巨匠〇〇氏も著書でそのように書いている」と説明されていて違和感を覚えました。
巨匠ピアニストがこう弾いているから、そのように弾くのが正しいというのはどうなのでしょうね。

中村紘子さんが
「一般的に演奏者は作曲家の意図を忠実に再現しているように思われているけれども、ときには作曲家より演奏者のほうがイマジネーションが上回ることもある」と仰っていました。
正しいこと、守るべきは楽譜に書いてあることがすべてであり、ピアニストは時代背景や作曲家の意図、特徴を考え個性で脚色し演奏している。
その演奏方法や表現は選択肢の一つであって、正しいとすることは違うのではないかなと感じます。


などと偉そうに書きましたが、、、いま練習中のチャイコフスキーの白夜。
YouTubeでピアニストの演奏を漁りはじめました。いよいよ(自分の中で)末期現象が…!※煮詰まったときのバロメーター
(;´Д`)

それにしても「他人の演奏を聴いてはいけない」なんて誰に言われたのだろうか???
演奏についての心得を説明するような先生などいなかったけれど…もしかして自分ルール!?


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コメント

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耳コピ

かつさん こんにちは。

自分で発表会の選曲などをする場合は、耳から入ってきた曲を「これ、いい。これ弾きたい!」となりますし、先生から勧められた曲も、先生自身が弾いてくれたり、音源を探してまず聴いて考えると思うので、耳からの情報が全くの白紙で弾くということは、あまり考えられないと思いますが…。

生徒に先生が「聴いてはいけない」言う理由としては、「音のイメージに引きずられすぎないで、きちんと楽譜を読むように」「指が回らないうちにインテンポで弾くと崩れるから、テクニックが身に付くまでは、出来上がった演奏を聞くことはよくない」というようなことでしょうかね。
譜読みも大事だし、ソルフュージュも大事だから、100%封印ではなく、レッスンの進み具合で、その時々に言うこともある、という感じでしょうか。

上記理由で心当たりが…。高校生の時に、3教室合同の発表会で、3人続けて幻想即興曲を弾いて(!)全員コケた(うち1人は私…)のですが、多分全員、先行演奏イメージに引きずられ、きちんと楽譜を読まず、テクニックも追い付いていないのに「これ弾きたい」と挑戦してしまったんでしょうね…。

Re: No title

鍵コメさん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

鍵コメさんも何にもとらわれず音楽をつくるほうが好きですか?!お仲間ですね♪
わたしも最終段階になると煮詰まり他のかたの演奏を聴きます。
全体的にというよりペダルのタイミングやテンポ感など部分的に確認と言う感じでしょうか。
ただその段階で聴いて発見があっても演奏にあまり反映されない
(;´д`)
ブログの件は承知しました。楽しみしていたので残念ですがブログを継続するとなると時間もとられますしね。。
また再開させる際はご連絡くださいませ
次回のピアノweb発表会参加表明ありがとうございます♪
ナイス選曲(*´艸`*)!!!嬉しいです
いまからなら...いや鍵コメさんならいまでもじゅうぶんなか弾けている気がしますが完成を楽しみにしています♪

チャイコフスキーの四季、良いですよね。
わたしも最初の曲想と中間との曲想のギャップが好きですが、切り替えが鈍すぎる
(;´д`)

Re: 耳コピ

BB鉛筆さん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

私は曲のタイトルで弾いてみたい!と挑戦することもありますが、やはりそれはまれですね。
レア曲専門家のような方がいらしてブログで紹介されたり、YouTubeでアップされたり知る機会が増えました。
とくに音源はありがたいですよね?!
『聴いてはいけない』とする理由はBB鉛筆さんおっしゃる通りだと思います。私も全く聴かないと言うわけではないです!
また、『他のひと演奏をどんどん聴きなさい』と仰る先生もまねしなさいと意味ではないかも知れませんね。。
ただまねしようと思っていなくても聴いているうちにイメージ引きずられてしまうと言うことありますね。
私も記憶に引きずられて楽譜に記載のないクレッシェンドをしていたりします
(;´д`)
3人続けて幻想は辛い( *´艸`)
先生たちももう少しプログラムを考えればよかったのに...
発表会で実力以上の曲を弾くのは普通でしたね!
わたしもソナチネに入って一年くらいでショパンのワルツ14番...完全に無謀な選曲ですが若いころはなぜか弾ききれる。。※弾けてはいないけれど

No title

うーん、いつもながら難しいですね。

個人的には他人の演奏は技術に関わらずマネ出来ません。憧れるタイプの演奏はあっても、どうしてもそのようには弾けませんし。どうしても他人にはなれないような感覚です。
他の人の演奏自体は聴くのが好きなのでたくさん聴いていますが。自分のイメージとぴったり同じ演奏はなかなかなかないなと。とりわけそのように強く思う曲がいくらかありますが・・・ということは自分で弾きなさいということなのかも、とふと思いました。

自分の中には明確なイメージがあるといえばそうなのかもしれないけれど、逆に、他の人の演奏からぐんぐん吸収していけるタイプではないんだろうなあと自己分析しました。人の演奏を聴いて、この人らしいなあ、いいなあとかで終わってしまう笑

なんというか、絵にしても漫画家の絵をそっくりにマネ出来る人と自己流にしか描けない人とがいますが、そういうことを思い出しました。

この記事を読んでコメントを書いてから、自分の心の中で、他の人の演奏を聴いても自分のイメージとは違うと思うことの多かったあの曲とあの曲を弾いてみようと思いました。

Re: No title

ゆきなぎさん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

表現は演奏技術あってのものですから私のようなアマチュアが真似したくても難しいですね。。
ただ演奏技術が追いついていなくとも盛り上げかたやペダル等ピアニストのいい箇所を自分なりに解釈して参考にできるかたもいるかもしれません。
それもある程度の技術、もしくは才能を必要としそうな気もしますが...どうなのでしょうね。
カメレオン俳優ならぬ、カメレオンピアニスト!羨ましく感じます。

私もどう演奏したいかある程度イメージがありますね
なのでイメージにあうピアニストを探すより自分で作った方が早いですし、楽しい♪
本当に他のかたの演奏を参考にするときは自分で作り上げる限界を感じたときだけですね。
あと書いていて思ったのが自分のイメージにあう演奏は『ステキな演奏だな』と漠然と感じるだけであまり参考にならないかも。
むしろイメージに合わないほうが好ましく思わない理由が明確で『こうは弾きたくない』と参考にしているような気がします。

ゆきなぎさんのあの曲...なんでしょう?
楽しみにしていますね

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プロフィール

かつさん

Author:かつさん
小学校から高校までの約10年間ピアノを習い続けましたが

ハノン+ソナチネ+チェルニー30番+インヴェイションしかたどり着けずorz..

20年だった今ではバイエルすら満足に弾くことができません。

もはや、逆に奇跡!!!!

※リンクについて

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