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ピアニストからのアドバイス

大人のピアノカーニバル札幌開催では参加者全員
ピアニスト岡原慎也さん、岡田照幸さんに質問/リクエストできるイベントがあり、
その際にいただいたアドバイス、印象に残ったお言葉を備忘録として記載し共有します!

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(上手く弾くの定義が広すぎて前後色々お話をいただきましたが割愛)
上手く弾くためには左右のバランスを考えることが重要
たとえば左手の手首を上げ、右手の手首を下げるだけで音量が変わる
ツェルニー等でバランスを考えながら練習するのも良い

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シンフォニア等声部を弾き分けるには音を聴き分ける耳が重要
大人から耳を鍛えることは非常に難しい
練習方法の一つは連弾、アンサンブル等で色々な(自分以外の)音/声に耳を傾ける
もう一つはコンサートホールでオーケストラを聴くこと。その際に楽器ごとの音を意識する

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音楽はまじめに取り組まないければ上達しないけれど、まじめに演奏してもつまらない
音楽の三要素、リズム/メロディ/ハーモニーで混ぜ合わせて変化をつけることが重要

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「失敗したらどうしよう」と考えすぎて注意力が散漫となり余計にミスしてしまう。
弾くことに集中し失敗したらその時考える

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音楽はワンセンテンス(いちフレーズ)に区切り、物語をイメージしながらミスがなくなるまで練習する
本番でミスしてしまったときは直前ではなくフレーズの頭に戻る
※かつ個人的には後ろに跳んだ方が安全だと思うけれど…とにかくワンセンテンス単位で覚える/練習する

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また絵本作家そらさんから色が人間の心理に及ぼす影響について色々とお話いただきました。


印象に残った言葉は『大人のピアノカーニバル』を始めたきっかけ

まず大人が楽しまなければ、音楽は成熟しない
そしてその姿を子供たちに見せ、「音楽を続けるとこんな楽しいことが待っている」と示さなければいけない


大人になってまで習い事をするのはどうだろう…
お金も時間も費やして何がしたいのだろう…
そう思うこともありますが、大人になったら趣味も習い事もすべて我慢しなくてはいけないような世界を子供たちはどう思うだろうか



話が壮大になりすぎましたね
( *´艸`)クスクス

以上
簡単ですがひとつでも参考にしていただけますと幸いです
もっと深いイイ話もあったような…まぁいい。


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コメント

No title

ピアニストの先生方に、質問できるなんて、素晴らしい機会でしたね。
「まず大人が楽しまないと音楽が成熟しない」っていいなと思いました。

壮大過ぎますが、これを言い訳に、アマチュアの大人のピアノ愛好家は、もっと普通に、音楽に投資できそうです。笑

私も、大人になってからのピアノ学び直しは、自分を縛らずに純粋にピアノを楽しめばよいと思います。もっと音楽が身近なものに、変わってくると本当に豊かな社会なんでしょうね。

Re: No title

pianonさん、こんにちは
コメントありがとうございます♪

「ピアノ習ってるの?何を目指しているのww」
と言われることがありますがゲームに時間とお金を費やす君たちよりずっと有意義よ!と心の中で言い返しています
( *´艸`)
ピアノを練習しなさいと言うよりも、楽しんでいる姿を見せる方が子供たちの心に届くと思いますし、音楽を楽しんでいるお友だちをみて「私もやりたい!」思うかもしれないですよね!
そうやってドンドン広がって音楽がもっと身近なものになればいいですね♪

No title

ピアニストからのアドバイス、参考になりますね。

「真面目に取り組まないと上達しないけど、真面目に演奏してもつまらない」
なるほど〜と思いました。

「弾くことに集中し、失敗したら、その時に考える」
次の本番で、ぜひ肝に命じておきたいです^^;

大人から耳を鍛えるのは難しいんですね。
2台ピアノに取り組んだり、オーケストラの演奏会にも割と好きで行っているのですが、少しは鍛えられているのか…(実感はまだない)。

何にせよ、趣味のピアノ、楽しむことが大切ですよね。
本来の目的を見失わないように、でもやっぱりもう少し真面目に取り組みつつ、楽しみたいです^^

No title

ピアニストからアドバイスがもらえるなんて、いいですね!
演奏家であり教師的な立場からのアドバイスでもあるようですね。

読んでいると、先生から言われたことのあるものが、あるようなないような…

大人からのピアノでは、運動能力の向上にはどうしても制限があるようですが、耳を鍛えることも難しいのですね。
運動や耳といっても脳神経が担当する処理のことだから、それまで鍛えてきていない箇所の神経的な向上は、大人ではなかなか大変なことなのでしょうね。

大人ならではの利点を生かすピアノを模索したいです。

Re: No title

ジルさん、こんにちは
コメントありがとうございます。

>「真面目に取り組まないと上達しないけど、真面目に演奏してもつまらない」
この時、ミンクス作曲「ドン・キホーテ」からキューピットの踊りを弾いて説明してくださったので本当にわかりやすかったです。
メトロノームあわせて弾くのではなくテンポを変化させたり、音色を変化させるともっと魅力的になるんだなと実感しました!
…といってもリズム感やテンポ感は必要なのでしょうけれど

大人から耳を鍛えるのは難しいようですね。
子供のころから習っているのに聴音が苦手なのはオケを聴いてこなかったことに関係するのかな…

2台のピアノはいい訓練になっていると思います!
2台のピアノは当然ですがピアノが2台なくては出来ないわけで、環境を整えるのも難しいですね。
ジルさん、いいなぁ((´∀`))ケラケラ

そうそう、もう少しで発表会ですね!頑張って&楽しんできてくださいね♪

Re: No title

けもネコさん、こんにちは
コメントありがとうございます。♪

最近、いろんな方から様々なアドバイスをいただき飽和気味ですが
(;´∀`)
演奏家としてアドバイスも要求が一段と難しかったように思います。
※楽しくある程度演奏できればOKではないのですね。。

大人からでは耳を鍛えることは難しいと別の方からも聞いたことがあります。
なぜ大人からでは難しいのか理由までは教えていただけませんでしたが、けもさんのおっしゃる通り神経系の向上は難しいのかもしれませんね。
「大人になって頑張っても難しい部分はある」なんとなくそれも理解できます。
※私は子供のころから習っていたのに鍛えられていなくて残念…

それでも鍛える方法をアドバイスいただけたわけですし、素晴らしい演奏するための一つに要素にしか過ぎないと思うので今できることを頑張りたいですね!、

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プロフィール

かつさん

Author:かつさん
小学校から高校までの約10年間ピアノを習い続けましたが

ハノン+ソナチネ+チェルニー30番+インヴェイションしかたどり着けずorz..

20年だった今ではバイエルすら満足に弾くことができません。

もはや、逆に奇跡!!!!

※リンクについて

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